アバイ
(1)いくつかの国でそれぞれ見られる人名または地名。例として、ユニセフのナイジェリア事務所長であり経理担当役員を務めるアヤルー・アバイ(Ayalew Abai)、スペインのワイナリー、ボデガス・アバイ(Bodegas Abai)、韓国北部のアバイ村、などがある。中国の人名「阿白」もAbaiと音写される。
(2)パラオにおける伝統的建築物。バイとも呼ばれる。切り立った三角屋根を特徴とする広い作りの建物で、重大な決め事をする際の集会所のような位置づけで用いられた。パラオの国章にもアバイが描かれている。
(3) 仙台周辺の方言で「いっしょに行こう」といった意味の語。「行ぐべ」「やべ」などと同義。「あばいん」とも言われる。
(4)ネット上で「あばい名」のような表記があった場合は「あだ名」が強制博多弁の機能の影響を受けてそのような表示になった可能性も考え得る。
関連サイト:
Ayalew Abai -UNICEF
Republic of Palau National Government
アバイ
バイ (パラオの建築物)
(アバイ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/18 21:15 UTC 版)
バイ(Bai)とは、パラオの伝統的建築物。「アバイ」ともいう。
概要
釘やネジを用いない建築物で、二等辺三角形の草葺屋根が特徴的である。正面の三角形の壁面(日本建築でいうところの破風)には、パラオに代々伝わる物語が彫刻や絵で描かれている。このバイの彫刻技法を後世に残すべく考案されたのが、現在パラオの民芸品として知られているストーリーボードである。
2種類のバイがあり、「酋長用のバイ」と「集会用のバイ」がある。酋長用のバイは女人禁制で、酋長クラスの身分の高い男性専用の施設である。集会用のバイでは、年長者が年少者に生活の様々な知恵を授ける一種の学校のような役割を果たしていた。
かつてはパラオのあらゆる集落に存在していたが、19世紀後半より徐々に減り始め、太平洋戦争の戦火で大幅に激減した。最近ではパラオ文化の再評価に伴い、徐々に復興されつつある。現存する最古のバイはアイライ州にあるバイで1890年頃に建てられた。
ベラウ国立博物館の敷地には、伝統的技法を再現して建てられた観光客向けのバイが存在する。
バイの建設過程
1969年に建設されたベラウ国立博物館のバイの建設風景である。
参考文献
- マンディ・エピソン『パラオ PORTRAIT OF PARADISE』正和企画出版舎、1994年
- 佐藤良一『パラオ海中ガイドブック』阪急コミュニケーションズ、2003年
関連項目
アバイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 08:28 UTC 版)
南東部に住む原住民のルカイ族、パイワン族、プユマ族などは、アワ、タロイモ、モチ米などを用いムラサキ科のトリコデスマ・カリコスム(Trichodesma calycosum var. formosanum。假酸漿)の葉とゲットウの葉で包んだちまきを食べる習慣がある。
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