アナング・プジャリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/27 02:32 UTC 版)
漫画版に登場する隠密・暗殺集団。元々はアーリア人に支配される以前の信仰が混合した祭祀集団だったが、一部のバラモン勢力と繋がり暗殺などを行うようになった。特殊な薬物や近親婚を繰り返した影響で常ならざる容姿と能力を持つ者たちも存在する。 アルダナリーシュバラ アルジュナの側に仕える女。幻力(マーヤー)を使い、その身は男女双方の能力を兼ね備える両性具有者(ヒジュラー)。ナーラーヤナスヴァーミンには「素人権力者」と言われたが、アーリアとドラヴィダの血を合わせて受け継ぐ子を産んで天竺を統一させることを望んでいた。 チャンダ・ムンダ 三面の仮面を被った男。2対4本の腕を持つように見えるが、実体は足首の無い兄・チャンダとシャム双生児であるムンダの二人羽織。ムンダは二人の人間が重なり合って混ざったような姿で左右の腕の脇には小さな腕が生えており、心臓も二つある。 旧ハルシャ王派の粛清帰りに脱獄した玄策と師仁を発見。追跡して戦闘となるがチャンダを殺されムンダも瀕死の傷を負う。その屈辱からアルダナリーシュバラへの復命もなしに2人を追いネパールとの国境で倒される。ムンダは己の容姿にコンプレックス以上にインパクトがあると自覚していたようだが、玄策の「人の容姿に驚くなんて失礼だろ」と言われていた。 ヴァンダカ マガダ軍内の精鋭「蟒魔(ヴリトラ)部隊」を率いる将軍。本来は指揮官になれる階級ではないが、身体に七つあるチャクラ部位に埋め込んだ金剛石の効果によって常軌を逸した膂力を誇る。ロンツォン将軍を一騎打ちでも圧倒するが、師仁に攻撃を加えようとした瞬間、割り込んだラトナ将軍にこめかみを射抜かれチャクラに埋め込んだ金剛石も弾けるように外れた結果、エネルギーを出し尽くして戦死した。 アガースラ アルダナリーシュバラと共にアルジュナの側に仕える女。アルジュナが出陣した際には歌を吟じて鼓舞していたほか、鞭剣(ウルミ)を使いラトナと戦うが、戦車の車輪に巻き込まれてひき潰された。
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