チャンダとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 外国人名の読み方 > チャンダの意味・解説 

チャンダ

名前 Chanda

チャンダ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/18 02:47 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

チャンダ: चण्ड, Caṇḍa , : Chanda) とは、インド神話に登場するアスラ族の名である。『マールカンデーヤ・プラーナ』中の「デーヴィー・マーハートミャ」に登場し、ムンダとともに、天界を征服した2人の兄弟のアスラ王シュンバとニシュンバに仕えた[1][2]

神話

ヒマラヤの山中に美しい女神ドゥルガーがいるのを発見したチャンダとムンダは、スンバに彼女を捕えるよう進言した。そこでスンバは配下のアスラのスグリーヴァを使者として女神に送った。ところがドゥルガーは「自分を得たいならば戦って得られよ」と言って聞かないので[3]、スンバは怒ってドゥームラローチャナにドゥルガーの髪をつかんで引きずってでも連れてくるように命じた。しかしドゥームラローチャナが女神の雄叫びで滅されると、スンバはさらにチャンダとムンダにドゥルガーを捕えるように命じた[4]。そこで2人は出陣して女神を捕えようとしたが、女神の額から現れた女神カーリーがアスラの軍勢を殺戮したうえに、大剣でチャンダの首を両断し、ムンダを切り伏せて殺した。そしてチャンダの首とムンダの躯をドゥルガーのもとに運び、犠牲として捧げた。カーリーはチャンダとムンダを殺したことにちなんでチャームンダーの異名で呼ばれることになった[5]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ デーヴィー・マーハートミャ』5章42行。
  2. ^ インド神話伝説辞典』p.183。(シュムバ ニシュムバ)
  3. ^ デーヴィー・マーハートミャ』5章42行以下。
  4. ^ デーヴィー・マーハートミャ』6章。
  5. ^ デーヴィー・マーハートミャ』7章。

参考文献

関連項目


「チャンダ」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「チャンダ」の関連用語

チャンダのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



チャンダのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのチャンダ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS