アスカルビー【アスカルビー】(野菜)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7651号 |
登録年月日 | 2000年 2月 4日 | |
農林水産植物の種類 | いちご | |
登録品種の名称及びその読み | アスカルビー よみ:アスカルビー | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 奈良県 | |
品種登録者の住所 | 奈良県奈良市登大路町 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 泰松恒男、信岡尚、西本登志、安川人央 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「アスカウェイブ」に「女峰」を交配して育成されたものであり,草勢はかなり強く,果実は球円錐で大きく,成熟期が早い促成栽培向きの品種である。草姿は中間,草勢はかなり強,草丈は高,分げつの多少は少,ランナー数は多である。葉色は濃緑,葉の形状は平面,小葉の大きさはかなり大,厚さは厚,葉数は中,葉柄の太さは太である。果皮の色は橙赤,果形は球円錘,果実の大きさは大,果肉色は橙赤,果心の色は淡赤,果実の光沢はかなり良,果実の溝は少である。花の大きさはやや大,花弁の色は白,花房当たりの花数はやや少である。果実の硬さはやや硬,無種子帯はほとんどなし,そう果の落ち込みは落ち込み小,そう果のアントシアニン着色は淡,そう果数はやや粗,果実の香りは多である。季性は一季成,開花始期及び成熟期は早,開花位置は葉と同水準,可溶性固形分含量は高,酸度はやや低,日持ちはやや長である。「とよのか」と比較して,果皮の色が橙赤であること,果形が球円錘であること等で,「アスカウェイブ」と比較して,小葉が大きいこと,果形が球円錘であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成4年に奈良県農業試験場(奈良県橿原市)において,「アスカウェイブ」に「女峰」を交配し,その実生の中から選抜,以後,5年から系統選抜,特性検定,生産力検定試験を実施し,7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「奈良7号」であった。 |
アスカルビー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/06 16:04 UTC 版)
アスカルビーは、日本・奈良県で育成されたイチゴの品種名。商品名としてはあすかルビー[1]。
概要
奈良県外には出回ることが少ないため、「幻の苺」とも呼ばれる[2]。
アスカウェイブと女峰を交配した品種[1][3]で、2000年に品種登録された[4]。
2021年時点での奈良県での作付面積は16ヘクタール、30パーセントと、古都華と並んで奈良県では最も栽培されている品種の1つである[4]。
特徴
粒が大きく、円錐形で丸みのある外観をしている[1]。果皮はツヤのある赤色でルビーの名前の由来にもなっており、果肉も赤みを帯びる[1][3]。
果肉は少しかためだが、果汁は多く、甘みと酸味のバランスが良いのが特徴[1][4]。
12月頃から翌年5月頃に収穫される[1]。
出典
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