アクション・チェイス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/04/16 03:06 UTC 版)
「霊障都市捜査ファイル」の記事における「アクション・チェイス」の解説
「逮捕フェイズ」が宣言された場合、抵抗しようとする犯人との戦闘もしくは追跡が発生する。このときは通常の手番進行は一時中断し、「アクション・チェイス・シーン」へと移行する。アクション・チェイスは一般的なTRPGの戦闘シーンと同等のものであり、ラウンド進行で解決する。アクション・チェイスを発生させた手番プレイヤー以外も潜在力を使えばアクション・チェイス・シーンに登場できる。 アクション・チェイス・シーンでは、その時点で場に並べられているカードがそのまま戦闘マップになる。七並べの要領で並べられたカード一枚一枚を、将棋板のマス目と同様なものとみなすのである。つまり、キャラクターは移動を宣言することで隣接するカードに移動でき、キャラクターが持つ武器の射程は「カード何枚分先の敵に攻撃できるか」を表すのである。 攻撃の命中の判定は通常通り行為判定で行う。命中側の行為判定の達成値と、防御側の防御行為の判定達成値を比べて、命中側が高ければ攻撃が命中する。ダメージは武器によって決まり、ダメージ分だけヒットポイントが減少する。また、ダメージを受けるたびに、キャラクターの持つなんらかの技能が使用不可能になっていく。 ヒットポイントが0以下になると気絶の可能性が発生し、-10以下になると死亡する。刑事であるプレイヤキャラクターたちはできるかぎり相手を生きたまま逮捕することが望まれる。そのためには息があるまま行動不能にする(気絶狙い)が有効だが、もしも刑事がゲームマスターが用意していた全ての証拠をそろえていれば、自首を呼びかけることも可能である。説得も行為判定の対決により行い、成功すれば無駄な血がそれ以上流れることなく逮捕が成功する。 なお、逮捕フェイズ以外でもアクション・チェイスが発生することがある。代表的なのは「霊障」との遭遇である。本作では52種類の「霊障」が一種のモンスターとして用意されており、やはりトランプに対応している。ゲームマスターはシナリオで使用する証拠カードの中に「霊障」に対応するものを一枚以上入れておくことが推奨されている。霊障カードは事件に霊障が関係してる場合はそれを示すカードとなるが、霊障絡みの事件でない場合は、「刑事が捜査中に運悪く霊障に遭遇した」ことを示すカードになる。 霊障は人間よりもはるかに強く、対霊障装備を持たない刑事は倒すよりも逃亡してアクション・チェイス・シーンから脱出することが求められる。
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