わんぱく相撲女子全国大会の創設
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「女性は土俵から降りてください」の記事における「わんぱく相撲女子全国大会の創設」の解説
「アマチュア相撲」および「女子相撲」も参照 1978年(昭和53年)5月、日本青年会議所とアマチュア相撲の競技団体である日本相撲連盟が主催する「わんぱく相撲全国大会」の東京場所・荒川区予選で小学5年生の女児が優勝した。しかし、全国大会は国技館(蔵前国技館・日本相撲協会所有)で行われており、国技館の土俵を女児が使用することを日本相撲協会が拒否した。当時、労働省の婦人少年局長であった森山真弓が相撲協会に抗議したが、出場は認められなかった。 1991年(平成3年)にも、「わんぱく相撲」の地方予選で小学5年生の女児が優勝したが、決勝戦進出は認められなかった。主催者の日本青年会議所は、「あくまで男の子を対象とした全国大会。ただし地方大会はスポーツよりも地域親善の色合いが強いので例外的に女性も認めているだけ」と説明した。 2018年(平成30年)5月、沖縄県の浦添市教育委員会は「わんぱく相撲全国大会に女子の参加も認めるべきだ」と主催者に要望を送った。しかし、同年7月の大会の『参加資格』要件は「男子に限る」と明記されたままであった。 2019年(令和1年)8月、女子小学生が参加できる「わんぱく相撲女子全国大会」第1回が開催された(主催:東京青年会議所)。女子の全国大会への参加を求める要望が多く寄せられ、大会創設を決めたという。
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