もち美人【モチビジン】(食用作物)
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登録番号 | 第13295号 |
登録年月日 | 2005年 9月 13日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | もち美人 よみ:モチビジン |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 岩手県 | |
品種登録者の住所 | 岩手県盛岡市内丸10番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 神山芳典、中野央子、仲條眞介、田村和彦、荻内謙吾、髙橋正樹、尾方茂、佐々木力、木内豊、中村英明、髙橋真博、扇良明、佐藤喬、菅原浩視、小田中浩哉、中西商量、照井儀明 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「新潟糯31号」(後の「わたぼうし」)に「中部糯80号」を交配して育成された固定品種であり、育成地(岩手県江刺市)における成熟期は中生の晩、ふ先色が褐、精玄米千粒重が大の水稲、糯種である。草型は偏穂重、稈長はやや長、稈の細太及び剛柔は中、止葉の直立の程度はやや立である。穂長はやや短、穂数はやや少、粒着密度は中、穂型は紡垂状、ふ先色は褐、芒の有無と多少は稀、芒長は極短、芒色は褐である。玄米の形はやや細長、大小はやや大、精玄米千粒重は大、玄米の見かけの品質は上の下、光沢はやや良、食味は上の下である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は糯、出穂期及び成熟期は中生の晩、障害型耐冷性はやや強、穂発芽性はやや易、耐倒伏性はやや強、脱粒性は難、収量は中である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a,k、穂いもちほ場抵抗性は強、葉いもちほ場抵抗性はやや強である。「ヒメノモチ」と比較して、ふ先色が褐であること、精玄米千粒重が大きいこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-a,kであること等で、「こがねもち」と比較して、稈長が短いこと、精玄米千粒重が大きいこと、出穂期が早いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成3年に岩手県農業試験場県南分場(現岩手県農業研究センター、江刺市、現北上市)において、「新潟糯31号」(後の「わたぼうし」)に「中部糯80号」を交配し、5年に雑種第4代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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