野原のマストリヤーとは? わかりやすく解説

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野原のマストリヤー

名称: 野原のマストリヤー
ふりがな のばるのますとりやー
種別1: 民俗芸能
保護団体名: 野原民俗芸能保存会
選択年月日 1980.12.12(昭和55.12.12)
都道府県(列記): 沖縄県
市区町村(列記): 宮古郡上野村野原
代表都道府県 沖縄県
備考 所在地同一都道府県内のもの(このデータ種別1から移行しています)
解説文:  これは野原地区に伝わる旧暦八月十五夜豊年感謝翌年多幸祈願する行事及びその折の歌と踊のことである。ツカサ八月十五日午前部落十一個所のお嶽【たき】を巡って部落住民一年間の健康と豊作への礼を述べ翌年豊作発展への願いごとをする。夕方部落男達各々マス元(部落は四組に分かれており、各組にはマス元という屋号の家がある)に集まり三日前に各戸から粟を持ち寄り醸してあった神酒くみかわすこの後若者達は棒踊の準備整えて祭場に行く。一方婦人踊り手直接祭場行き、そこで男女円陣をなして踊り夜更けまで賑いが続く。棒踊はかけ声とともに棒を打ち合せる勇壮なものであり、婦人の踊は、白い鉢巻きを後に長くたらし、扇あるいは四ツ竹を手にしたいでたち一行が、ゆるやかなテンポ哀調帯びた歌(アーグ)に合わせて真剣な表情で踊る(抱き踊り、なぎ踊り二つの手がある)。このマストリャーの踊が終ると手を振り足をあげ愉快に踊る巻踊【まきおどり】、クイチャー(踊)となる。
 マストリャーの語義については、屋敷マス取りの意であろうといわれ、新しく屋敷取りをして住むようになった村立ての日の踊のことを指すとも、あるいは人頭税時代納税穀物計量する係の家を枡取家といったことに関係するともいわれている。
 この踊りは、旧暦八月十五夜農耕儀礼及びその折の歌や踊の古風をよくまとまった形で伝えているものである



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