なまけ怪獣 ヤメタランス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 23:28 UTC 版)
「帰ってきたウルトラマンの登場怪獣」の記事における「なまけ怪獣 ヤメタランス」の解説
第48話「地球頂きます!」に登場。 ある日、次郎の友達の勝の前に突如カプセルが入ったパラシュートと共に落ちてきた怪獣。その姿形は勝の書いていた落書きの怪獣と全く同じである。正体は地球侵略を企んでいるササヒラーに嫌々ながら操られている宇宙生物で、やる気のなさそうな顔をしており、名前の由来も「やめた」。一人称は「僕」で語尾に「 - なのだ」と付けるしゃべり方であるが、人間が直接その言葉を聞くことはできず、マットビハイクルなどの無線を通さないと話を聞けない。カプセルを開けた勝に自分をカプセルから出さないよう忠告したが、ヤメタランスの言葉を人間が直接理解することはできなかったため、カプセルから出てしまい巨大化する。 空腹になると、自らの意思とは関係なく手当たり次第に周りの物体を食べ、無限に巨大化していくという習性がある。また人間のやる気をなくすなまけ放射能を放つ能力を持っており、これでウルトラマンやMATまで怠け者にし戦闘を放棄させるが、ウルトラマンジャックと同化していた郷には完全な効果は現れない。その後、ウルトラブレスレットによって縮小され、ジャックの手によって宇宙まで放り投げられ地球を去った。 ヤメタランスの放射能で怠け者病に罹った者は顔中に黒い斑点ができる。ただし、元々怠け者だった者は「怠けることを怠ける」ため、逆にやる気を出す。また、放射能を浴びた者の近くにいると伝染することから、作中では「伝染病」と表現されている。 声:市川治(ノンクレジット) スーツアクター:遠矢孝信 デザイン:井口昭彦。井口が多用する硬軟で対照的な組み合わせのデザインメソッドとなっており、石畳のようなディテールの胴体と、植物の花弁のような頭部となっている。 着ぐるみは当時、放映された松下電器産業のナショナル掃除機「隼」のCMに登場した怪獣ゴミラを改造したもの。 ビデオ『新・ウルトラ怪獣大百科』ではこの怪獣のみ名前のみの紹介(ナレーションが怠けて解説をしない)という演出がなされている。
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