とねのめぐみ【トネノメグミ】(食用作物)
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登録番号 | 第12828号 |
登録年月日 | 2005年 3月 14日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | とねのめぐみ よみ:トネノメグミ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 日本モンサント株式会社 | |
品種登録者の住所 | 東京都中央区銀座四丁目10番10号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山元宏貴、宮本俊和、嶋田博、眞鍋忠久、山根精一郎、石坂昇助 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「どんとこい」に「コシヒカリ」を交配して育成された固定品種であり、育成地(茨城県稲敷郡河内町)における成熟期は中生の中、稈長が短、収量が多の水稲、粳種である。草型は中間、稈長は短、稈の細太は中、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度は立、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長はやや短、穂数及び粒着密度は中、穂軸の抽出度は短、穂型は紡錘状、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、芒の有無と多少は稀、芒長は極短、芒色は黄白-黄である。玄米の形は中、大小はやや小、色沢及び精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は中の上、光沢はやや良、腹白及び胴割の多少は極少、食味は上の中である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期は中生の早、成熟期は中生の中、穂発芽性はやや難、耐倒伏性は強、脱粒性は難、収量は多である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-i、穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性は弱、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)である。アミロース含量は中、蛋白質含量はやや低である。「どんとこい」と比較して、粒着密度が疎であること、葉いもちほ場抵抗性が弱いこと等で、「コシヒカリ」と比較して、稈長が短いこと、穂軸の抽出度が短いこと、精玄米千粒重が大きいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成9年に出願者の研究農場(茨城県稲敷郡河内町)において、「どんとこい」に「コシヒカリ」を交配し、10年に雑種第3代で系統選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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