て‐から

デジタル大辞泉

て‐から

［連語］《接続助詞「て」＋準体助詞「から」。近世以降の語》動詞の連用形に付いて、全体で接続助詞のように用いる。

１ …から後。…以降。「相手に会っ—考えを決める」

２ …たとしても。…たところで。

「これ皆一つにし—、高で二貫目か三貫目」〈浮・胸算用・二〉

３ …たりして。…ているが。

「そんなに涙をこぼし—、何ぞ別にくやしいことでもあったのかえ」〈人・英対暖語・八〉

[補説] 「から」を格助詞に扱うこともある。

大阪弁

（て）から、（て）からに

大阪弁	訳語	解説
（て）から、（て）からに	て、たりして	「から」+接続助詞「に」。動詞のテ形に続いて、強調を表す。文末表現。あんたやったらでける子ぉやねやさかい、は、あなたはやったらできる子なんだから、せんど言うといてからに、は、さんざん言っておいて本当にもう、という意味。

Weblio日本語例文用例辞書

「てから」の例文・使い方・用例・文例

• 彼がパリを出立してからは，だれも彼の消息がわからない
• 最後に彼と話してからずいぶんたってしまった
• この計画を始めてから何週間も経った
• 夕食を済ませてから部屋を片付けに行きなさい
• ジムは結婚してから別人のようだ
• 僕は日が暮れてから猫を探し回った
• 先生は冗談を言ってから始めた
• しばらく時間が経ってから彼女から手紙を受け取った
• 君の話を聞いてから彼女に対する考え方を変えたよ
• 私たちの間はけんかをしてからかなりよそよそしくなった
• 工場が閉鎖されてからずっと失業中だ
• その女の子たちは暗くなってから歩いて家に帰るのを怖がっている
• アンと別れてから，ジョイスが彼女の妹を紹介してくれたんだ
• 彼らは彼女が変な格好をしていると言ってからかった
• この学校を卒業してからの将来の計画は何ですか
• その演説をしてから彼は自信がついてきた
• 信号が青になってから渡りなさい
• ちょっとためらってから
• 退職してから彼はすることがますますなくなっていった
• 彼女はケーキを食べてから唇をナプキンでふいた