その他の来訪神行事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 14:23 UTC 版)
日本の来訪神行事には、無形文化遺産への登録が決定したもののほかに、以下のものがある。 ホロロン - 岩手県。子供らが「ホロロン」と掛け声をかけながら家々を訪れ、菓子や小遣いをもらう ナモミ - 秋田県、岩手県。ナナミとも。「吉浜のスネカ」はこの一部。 あっぽっしゃ - 福井県福井市の旧越廼村蒲生・茱崎地区。 ホトホト - 島根・鳥取両県。 コトコト - 岡山・広島県山間部、山口県。地域毎にトロヘントロヘン、トロベイトロベイ、トノベイ、トヘ、とも言う。 弥五郎どん - 宮崎県都城市・日南市、鹿児島県曽於市(弥五郎どん祭り:各県の指定無形民俗文化財) メゴスリ - 宮崎県串間市 大王殿 - 鹿児島県日置市(せっぺとべ:日置市指定無形民俗文化財)・姶良郡湧水町(大王殿祭り) ミルク - 沖縄県沖縄本島・八重山列島各地 アカマタ・クロマタ - 沖縄県石垣市(石垣島)・竹富町(西表島・小浜島・上地島) マユンガナシ - 沖縄県石垣市(石垣島) フサマラー - 沖縄県竹富町(波照間島) このほか、「カセ鳥」などの小正月の訪問者も来訪する異形の者、という形式は類似している。欧州でもハンガリーのブショーヤーラーシュ、オーストリアのペルヒタ、 来訪神行事が伝わる地域はいわゆる「田舎」であり、少子高齢化が進む日本の中でも過疎が深刻な場合が多い。このため、来訪神に扮する人の年齢層を以前より広げたり、域外から訪れる人を加えたりする例もある。
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