その他の分野におけるインピーダンス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 01:37 UTC 版)
「インピーダンス」の記事における「その他の分野におけるインピーダンス」の解説
交流電気回路における電圧と電流の比であるインピーダンス(明確な区別のため以下、電気インピーダンスという)は、圧力と流量の比という一般化により、交流電気回路に限らず電磁波、光、音響、震動、地震、津波など全ての波、波動現象に適用されうる。多くの分野で電気インピーダンスとアナロジが見いだせる。 電磁波のインピーダンス (特性インピーダンス)は、真空を含む誘電体(通常は大気等)における電磁波の伝播に関する概念である。電気回路における電圧と電流の比という電気インピーダンスの定義を電磁波に準用すれば、特性インピーダンスは電界 E {\displaystyle E} と磁界 H {\displaystyle H} の比である。詳細は「特性インピーダンス」を参照。 光学インピーダンス(英: optical impedance)は、光とその伝播媒体における伝播に関する概念である。光を電磁波の一部と捉えれば前項の電磁波の特性インピーダンスの議論と一致する。屈折、反射、回折など光学現象の多くでこの光学インピーダンスの概念が用いられる。 音響インピーダンス(英: acoustic impedance)は、弾性体における弾性波の伝わりにくさのことである。また、流体における流れにくさを表す言葉として用いられることがある。 機械インピーダンス(英: mechanical impedance)という言葉は、物体の質量/力/速度/動きやすさ等の関係を、インピーダンスの概念に当てはめたものである。
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