その他のエピソードについて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 05:56 UTC 版)
「山岡久乃」の記事における「その他のエピソードについて」の解説
晩年は池内、黒柳、夏木陽介らその他の仲の良い芸能人と皆で一緒に有料老人介護施設へ入居して隠居生活をしようと約束をしていたそうで、「そこで皆で仲良くのんびり過ごしたいわね」という話があったと語っている。 和田アキ子や沢田雅美、麻丘めぐみなどは実の娘のように可愛いがっていたという。 宝塚歌劇団の先輩でもあった乙羽信子とは昔からドラマなどで共演が多く仲が良かったという。 「おかみ三代女の戦い」で共演した、当時人気絶頂のアイドル・高橋由美子の素行の悪さに激怒し、「このチンピラ!!」と一喝したことがある(このことをきっかけに、化けの皮が剥がれ、高橋は人気が低迷したと言われている)。ただ、この件については週刊誌等による後追い記事で大げさに報道された側面も大きい。実際には番組制作発表の際に山岡が「高橋(由美子)さんは演技では優等生だけど、もし私だったら、あんなチンピラに旅館の女将は任せない」という発言をしたことが発端とされており、後に高橋由美子自身が「徹子の部屋」において「あれは女子高校生が旅館の女将に抜擢されるというドラマ設定を踏まえた発言で、実際の山岡さんは優しかった」と発言し、また生前山岡との親交が深かった黒柳徹子も「山岡さんは(本心で)そんな事をおっしゃる方ではない」と発言した。また山岡の使った「チンピラ」という言葉自体、元来「駆け出しの若輩者」といったニュアンスでも使われる事から、必ずしも高橋本人の素行の悪さを指摘した言葉であったかどうかは今となっては不明である。 また、ドラマ「あんたがたどこさ」や「三男三女婿一匹(第2シリーズ)」等で共演した、傍若無人な振る舞いの和田アキ子を叱り付けたことがある。山岡の叱咤によって改心した和田は、以降山岡のことを「おっかあ」と慕うようになった。ちなみに、山岡はトーク番組で、「最も印象に残っている娘役は和田アキ子」と答えている。 さらに舞台で共演した麻丘めぐみに対しては、役柄になりきれず苦戦する麻丘を見かねて演技指導を買って出、通常の稽古の前に1対1で演技をつけたという。その際「あなたには生活感がまったくない。『麻丘めぐみ』が言われたとおりそこに座っているだけ」など容赦ない言葉が飛んだが、おかげでなんとか舞台を乗り切った麻丘は、後に山岡を「師匠」と慕っていた。 夫婦役として共演も多かった森繁久彌によると、「みんな(山岡に)怒られた」とのこと。左とん平によれば、「森繁先生を怒れるのは山岡さんだけだった」との評も。ただ、それだけ周りから慕われていても、他の芸能人のように「ファミリー」的なつながりは作らず、その付き合い方は実にさっぱりしたものであったという。
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