すがり

デジタル大辞泉

すかり

《「すがり」とも》

１ 網製のびく。サザエ・アワビなどを入れる。

２ 網のように編んだ数珠(じゅず)の房。また、法師が数珠を入れたり、山伏がほら貝などを入れたりするのに用いる袋。

すがり

蜂の俗称。

すがり【^▽尽り／^▽末枯り】

読み方：すがり

１ 盛りを過ぎて衰えかかること。また、そのもの。すがれ。

「大坂に勤めし藤屋の太夫葛城が—といふ」〈浮・好色盛衰記〉

２ 香のたき残り。すがれ。

「いつ焼(た)き捨ての—までも、聞き伝へし初音これなるべし」〈浮・一代女・一〉

日本語活用形辞書

すがり

ラ行五段活用の動詞「すがる」の連用形、あるいは連用形が名詞化したもの。

終止形

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すがり

【文語】ラ行四段活用の動詞「すがる」の連用形、あるいは連用形が名詞化したもの。

終止形

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末枯り、酸がり、尽り

読み方：すがり

ラ行四段活用の動詞「末枯る」「酸がる」「尽る」の連用形である「末枯り」「酸がり」「尽り」、あるいは連用形が名詞化したもの。

終止形

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箝り、縋り

読み方：すがり

ラ行五段活用の動詞「箝る」「縋る」の連用形である「箝り」「縋り」、あるいは連用形が名詞化したもの。

終止形

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縋る  » 「縋る」の意味を調べる

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津軽語辞典

すがり

方言	意味
すがり	蝿や蚊以外のアブ科の総称お尻をかかとで横に広げ（ずする）てチャッカリと、知らんふりをして堂々とオナラ（屁）をすること（すかし屁）

仙台弁

すがり

単語	発音	意味、用例	関連語
すがり	すか゜り	【名】 蜂（人を刺す恐れのある害虫として使用）	すがる

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「すがり」の例文・使い方・用例・文例

• 通りすがりの新聞売りから新聞を買った。
• 通りすがりの人が彼女に時間を教えた。
• こうして武田の悲鳴で通りすがりの船に気をつけてもらい、事なきをえました。
• 娘は私の上衣の袖にすがりついて、私を行かせまいとした。
• 彼は通りすがりの人たちにちらっと目をやった。
• 彼は通りすがりにお祝儀をした。
• 中世には、天文学者はあるギリシアの哲学者の説にすがりついていた。
• 少年が自転車に乗って通りすがりに私のハンドバッグをひったくった。
• 彼は通りすがりの人々から金を請うた.
• 通りすがりに立ち寄る.
• 通りすがりの[ふりの]客.
• 彼は私の寛大さにすがりついた.
• 人の腕にすがりつく.
• 彼女は通りすがりに私に激しく当たった.
• 一人の老婆がつえにすがりながら道をやってきた.
• 通りすがりのタクシー.
• 木にすがりながら下りる.
• 通りすがりの人が博物館へ行く道を尋ねた.
• その子供は彼の上着にすがりついた.
• 必死になってすがり[しがみ]つく.