すあまとは? わかりやすく解説

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寿甘

読み方:すあま

もち菓子一種である「すあま」の表記一つ紅白色づけられ祝いの席で配られることが多い。

す‐あま【素甘】

読み方:すあま

蒸した上糝粉(じょうしんこ)に砂糖をまぜてついた餅(もち)を棒状にのばし、すだれで巻いて筋目をつけ、適当の大きさ切った和菓子紅白染めて祝事にも用いる。かつては州浜形にし、「すはま」とよんだが、のちに「すわま」「すあま」に転じた


すあま

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/19 01:59 UTC 版)

すあま

すあま寿甘素甘)は、米粉砂糖などを加えて蒸した餅菓子の一種[1][2]。縁起を担いで「寿甘」という字をあてたり、紅白のすあまを詰め合わせて祝い事の席で配る習慣がある地域もある。蒲鉾状に成形したものが多いが、卵型に成形した「つるのこ」(鶴の子)または「つるのこ餅」と呼ばれるものもある。

概要

つるのこ餅
すあま

上新粉を湯でこねて蒸し、砂糖を加えて熱いうちにつきあげて作る[1]。上新粉のモチモチとした弾力のある食感と、などを入れない控えめな甘さが特徴。かつては、固くなりにくい餅として重宝されたこともあった[1]

巻き簾(簀の子)で巻いて成形したものや鳥の子形(卵形)に成形して紅白に色づけしたものなどがある[2]

素材そのままで未着色のものは白い色をしているが、外側を食紅でピンク色に着色したものも作られ、縁起物として紅白のセットにすることがある。クチナシの実などで黄色に着色したものもある。

卵型のすあまは、ツルの卵に見立てて「つるのこ」「つるのこ餅」と呼ばれる。鶴を表しているので縁起がよいとされ、地域によっては高級な祝儀菓子や贈答品に使う。普段使いのすあまと差別化するため、より柔らかく作られたり、材料に高級な上新粉や上白糖和三盆を用いたりする。中に甘い餡を入れたものを作る店もある。

類似の菓子

「鳥の子餅」も「つるのこ」と同様に縁起を担いだものであるが、餅米で作られる。

「しんこ餅」は上新粉で作った菓子を指す総称で、すあまやつるのこを指すこともある。新潟県南魚沼市浦佐など、しんこ餅の名称の菓子を地元の銘菓として売り出している地域もある。浦佐などの地方銘菓のしんこ餅は、関東地方の餡が入らない蒲鉾型のすあまとは異なり、大福餅のような丸い形をしており、中に小豆餡などを入れて作る。

上新粉で作られた菓子で「しんこ」と呼ぶ同様の商品がある。

ういろう」はかつて黒砂糖で作られる事が多かったが、現在では上白糖を使うことも多い。その場合、原材料が上新粉と上白糖ですあまと同じになるが、製造方法の違いから食感などが異なる別種の菓子になるため、同一視されることはない。すあまは東日本で、ういろうは西日本で重用される傾向がある(いずれも例外が存在)。

州浜」(すはま)という名前の似た和菓子があるが、きな粉(大豆の粉)などを原料に作られるもので、すあまとは別の菓子である[2]

しかしながら、当項の菓子(すあま)が、地域によって「すはま」と称されている例がある(大阪府大阪市など)。語句的転訛か混同かは不明であるが、「洲浜」の名前はもともと切り口が州浜紋に似た形状となる棹菓子が起源であり、すあまも(原料が上新粉と大豆粉という違いはあるが)同じ棹菓子であり、特徴も類似していることから、すあまが州浜に由来している可能性は考えられる。

関連項目

脚注

注釈

  1. ^ 2022年7月17日までは女性アイドルグループ・乃木坂46のメンバー。

出典

  1. ^ a b c 沢史生. “素甘(すあま)”. Yahoo!百科事典(小学館日本大百科全書). Yahoo! JAPAN. 2013年5月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年8月12日閲覧。
  2. ^ a b c アサマNEWSパートナーNo.199 (38)餅菓子の文化と微生物”. アサマ化成. 2022年11月30日閲覧。

外部リンク


すあま

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 04:46 UTC 版)

プリンタニア・ニッポン」の記事における「すあま」の解説

佐藤生体プリンター出力したプリンタニア・ニッポンという新種生き物一個体。同種の中では人懐こい性格をしているとのことで、飼い主である佐藤にとてもなついている。元々佐藤柴犬作るつもりだったせいか、に対して複雑な想い抱いているようで、単身ドッグラン行き学ぼう”としていたこともある。塩野のことが苦手で抱き上げられたり抱えられたりすると機敏な動き抵抗するが、瀬田とは普通に触れ合っている。同種の中では活動的な個体らしく、光合成だけでは栄養補えなくなり栄養添加されたざらめを餌として与えられている。佐藤守ろうとする意思があることが明かされている他、巨大になって佐藤を背に乗せる妄想をしているシーン模擬戦残兵から佐藤守ろうと戦うシーンなどで佐藤への愛情描写されている。

※この「すあま」の解説は、「プリンタニア・ニッポン」の解説の一部です。
「すあま」を含む「プリンタニア・ニッポン」の記事については、「プリンタニア・ニッポン」の概要を参照ください。

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薄甘い デジタル大辞泉
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棹物菓子 デジタル大辞泉
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