こんそーしあむとは? わかりやすく解説

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コンソーシアム【consortium】

読み方:こんそーしあむ

協会組合連合

開発途上国対す援助方式調整するために、先進国結成する会議国際借款団。債権国会議


コンソーシアム

読み方: こんそーしあむ
【英】: consortium

いくつかの企業国営機関を含む)が、シェア決めて一つ事業遂行する形態をいう。
一般にコンソーシアムという言葉使用されるのは、次のような場合においてである。すなわち、数カ国の金融機関共同借款与え国際借款団が組織される場合、あるいは先進国共同して発展途上国経済計画対す援助与えるような場合、あるいはまた、先進工業国企業共同発展途上国大型開発プロジェクト受注する場合などである。リスク大き石油探鉱開発場合このような企業連合方式がよく採用されるまた、かつて石油業界で単に「コンソーシアム」というときは、特にイラニアン・コンソーシアム(Iranian Oil Consortium)を指す場合多かった。これは 1951 年イランにおけるモサデク政権成立に伴う Anglo-Iranian Oil Co.BP前身)の利権国有化と、その後米国政府工作によるイラン主権認めた上で再編成によって、1954 年発足したものであった。コンソーシアムは、BP 40%、R.D.Shell 14 %、米系メジャー 5 社各 7 %、CFP 6 %、米系独立系 9 社(のち 7 社)合計 5 %で構成されイラン国営石油会社 NIOC との間に開発事業請負契約締結したのである。この契約は、1973 年 5 月に、有利な価格での 20 年間を期限とする長期販売購入契約変更された。しかし、197879 年にかけてのイラン革命によって、このコンソーシアムは崩壊し参加各社イラン原油安定調達権益失った。このイラン革命第二次石油危機直接引き金となったわけであるが、「コンソーシアム」=イラニアン・コンソーシアムという業界通称過去のものとなった


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