ぎょうがまえとは? わかりやすく解説

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ぎょう‐がまえ〔ギヤウがまへ〕【行構え】

読み方:ぎょうがまえ

漢字構えの一。「術」「衛」などの「行」の称。ゆきがまえ


行部

(ぎょうがまえ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/03 00:49 UTC 版)

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康熙字典 214 部首
血部 行部 衣部
1 丿 2
3
广
4
5
6
7
8
9
10 11 鹿
12 13 14 15
16 17

行部こうぶは、漢字部首により分類したグループの一つ。 康熙字典214部首では144番目に置かれる(6画の27番目、申集の5番目)。

概要

「行」字は複数の字音をもつ、いわゆる多音字であり、『康熙字典』など伝統的な字書では「道を歩く・行く」の意味を最初に掲載している。

しかしながら、甲骨文字など古文字を見ると、「行」字は十字路の形に象っており、「道路」の意味が本義で「歩く・行く」の意味は引伸義と考えられる。

その他、「ゆく」系統の字義では、おこなう・従事する、めぐる・運行する、年月が経過するといた意味があり、「道路」系統の字義では行列・交易の場所といった意味がある。

偏旁の意符としては道路や道を歩くことに関することを示す。

行部はこのような意符を構成要素に持つ漢字を収める。

なお古文字から見て「」は「行」の省略形であり、偏旁の役割としてはほとんど同じであるが、『説文解字』以来、彳部と行部は別々の部首とされている。現代中国の『新華字典』『漢語大字典』などでは両者を彳部に統一している。また日本でも字書によっては両者を彳部に統一している場合もある。

部首の通称

  • 日本:ぎょうがまえ・ゆきがまえ
  • 韓国:다닐행부(danil bu、ゆく行部)
  • 英米:Radical walk enclosure

部首字

  1.  
  2.  
    • 中古音
      • 広韻 - 下更、映韻、去声
      • 詩韻 - 敬韻、去声
      • 三十六字母 - 匣母
    • 現代音
      • 普通話 - ピンインxíng(旧xìng注音ㄒㄧㄥˊ(旧ㄒㄧㄥˋ) ウェード式:hsing2(旧hsing4)
      • 広東語 - Jyutping:hang6 イェール式:hang6
    • 日本語 - :コウ(カウ)(漢音)・ギョウ(ギャウ)(呉音) :おこない
    • 朝鮮語 - (haeng) 행실(haengsil、おこない)
  3.  
    • 中古音
      • 広韻 - 胡郎切、唐韻、平声
      • 詩韻 - 陽韻、平声
      • 三十六字母 - 匣母
    • 現代音
      • 普通話 - ピンインháng 注音ㄏㄤˊ ウェード式:hang2
      • 広東語 - Jyutping:hong4 イェール式:hong4
    • 日本語 - :コウ(カウ)(漢音)・ゴウ(ガウ)(呉音)・ギョウ(ギャウ)(慣用音
    • 朝鮮語 - (haeng) 행렬(haengnyeol、行列)・(gil、道)・가게(gage、みせ)
  4.  
    • 中古音
      • 広韻 - 下浪切、宕韻、去声
      • 詩韻 - 漾韻、去声
      • 三十六字母 - 匣母
    • 現代音
      • 普通話 - ピンインhàng 注音ㄏㄤˋ ウェード式:hang4
      • 広東語 - Jyutping:hong4 イェール式:hong4
    • 日本語 - :コウ(カウ)(漢音)・ゴウ(ガウ)(呉音)
    • 朝鮮語 - (hang) 항렬(hangnyeol、行列・輩行字 - 一族内での世代・長幼の序のこと。中国・朝鮮では同世代であれば名前に同じ字を1字つけるといった習俗があった)

例字

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