かき氷機とは? わかりやすく解説

かき氷機

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 08:05 UTC 版)

かき氷」の記事における「かき氷機」の解説

天然氷刃物刃先削ぎ落としたのが始まりとされ、この方法は現代でも日本料理で用いられている。さらに簡便な方法としては、野菜薄切りにするスライサー用いて同様のことができる。その後、鉋の刃を上にしたカツオブシを削る箱(かつばこ)、または前述スライサーのような状態にした大鉋の上滑り止めとして布巾などを被せた氷を滑らせ削り落ちてきたものをすくうようになる1887年明治20年)に氷商の村上三郎特許取得して公に知られるようになった現代かき氷器は鉋状の刃のついた台座の上で氷の塊が回転し、氷をスライス状に削りながら氷の塊を繰り下げていく仕組みをもつ。氷削機(ひょうさくき)、かき氷メーカー、フラップメーカー、アイスシェーバー、アイススライサーなどと呼ばれる。英名はIce block shaverかき氷器には粉雪のように細かい粒子かき氷削り出すことができるものと氷の薄い切片状のかき氷になるものがある。この要因として用いる氷の違い挙げられる近年小型高性能ながらアイスストッカー付きのキューブアイス用製氷機出回ってきたことや各種電化製品普及により、かつては氷を入手するために必須であった氷商への依存度が激減した加えて重さ1貫(3.75キログラム)の角氷と言われるブロックアイスを扱う氷商も減少傾向にある。さらに天然氷のように冬の間に暴露で凍らせておき需要があるまで氷室(ひむろ)でストックできる生産者減ってきている。ただし、インターネットや、コンビニエンスストアでの取扱があるため、角氷の入手容易に成りつつある。各種電化製品普及のためかき氷器の製造メーカー家庭用はブロックアイス用からキューブアイス用に移行し粉雪状のかき氷と薄い切片状のかき氷二分された。 ブロックアイスを用い製品はブロックアイスシェーバーあるいはブロックアイススライサーなどと呼ばれ、キューブアイスを用い製品はキューブアイスシェーバーあるいはキューブアイススライサーなどとも呼ばれる業務用は、古く鋳物フレーム大きな手回しハンドル本体横に付いたものが主流であったが、後に氷を回転させるモーター剥き出し取り付けられているものに代わっていき、近年ではモーター内蔵したスタイル移行している。併せてキューブアイス用のかき氷器が製造され粉雪ではなく細かい氷の粒のかき氷普及するようになった。現在でも手回し式のものはレトロ調として販売されている。 家庭用手回しのものが多く専用円筒形製氷皿作った氷を用いる。一般的な製氷皿作るキューブアイスを用いてかき氷作ることができる機種もある。主に子供向けとして需要が高いため、安全面から金属製の刃は用いられないことも多い。またペンギン白熊など寒冷地動物模した形状のものも発売されている。

※この「かき氷機」の解説は、「かき氷」の解説の一部です。
「かき氷機」を含む「かき氷」の記事については、「かき氷」の概要を参照ください。

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