円通寺人形芝居とは? わかりやすく解説

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円通寺人形芝居

名称: 円通寺人形芝居
ふりがな えんつうじにんぎょうしばい
種別1: 民俗芸能
保護団体名: 円通寺人形芝居保存会
選択年月日 1985.12.20(昭和60.12.20)
都道府県(列記): 鳥取県
市区町村(列記): 鳥取市円通寺
代表都道府県 鳥取県
備考 所在地同一都道府県内のもの(このデータ種別1から移行しています)
解説文:  円通寺人形芝居は、明治年間まで一人遣い演じられたと考えられまた、伝承演目中に祝福門付芸として演じられた「大黒舞」の演目を含むなど人形芝居の古様な姿を示しまた、江戸時代にこの地方流行した歌謡合わせて人形を操るなど地域的特色を示すものである
 現在、この人芝居に伝わる「頭【かしら】」には一人遣いうかがわせるものがあり、かつてこの地方行われた門付芸人形芝居一人遣い考えられる。)は、「三吉デコ」と総称されたが、今日でも三人遣いながら「三吉デコ」と呼ばれる演目伝えており、この演目は古様な一人遣いとの関連を示すと考えられる
 また、大黒舞」の演目は、正月婚礼新築祝い大漁祝いなどの際に、それぞれの場所に出向き御祝儀として行われたものと伝えいわゆる祝福門付芸流れを汲んでいる。
 この人芝居の「地【じ】」(伴奏)に使われる歌謡は、「クドキ節」、「ガンリキ節」、「ネンリキ節」、「心中節」、「円通寺節」など様々に呼ばれている。一説に、江戸時代鳥取城山城から平城にする際に歌われ始めたともいわれ、盆踊り唄などのいわゆるクドキ」の曲調で、伴奏楽器三味線のほか、太鼓胡弓を使うなど特色がある。
 このように、円通寺人形芝居は、日本の人芝居歴史的な変遷を知るうえで重要なものであり、伝承消え去らない現在において記録作成するのである



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