いわた3号【イワタ3ゴウ】(食用作物)
登録番号 | 第5189号 | |
登録年月日 | 1996年 10月 15日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | いわた3号 よみ:イワタ3ゴウ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 日本たばこ産業株式会社 | |
品種登録者の住所 | 東京都港区虎ノ門二丁目2番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 柏原正和 馬場広昭 山本敏央 久保友明 香村俊郎 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「葵の風」に「あきたこまち」を交配して育成された固定品種であり,育成地(静岡県磐田郡豊田町)における成熟期は中生の晩,耐倒伏性が強く,外国稲型(St2) のしま葉枯病抵抗性をもつ水稲,粳種である。 草型は中間型,稈長はやや短,稈の細太はやや太,剛柔は剛,止葉の直立の程度は立,葉身の色及び葉鞘の色は緑である。穂長,穂数及び粒着密度は中,穂軸の抽出度はやや長である。穎色は黄白,ふ先色は黄白-黄,芒の有無と多少はやや少である。玄米の形は中,大小はやや小,粒色は白,精玄米千粒重はやや小,見かけの品質は上の中,食味は上の下である。出穂期及び成熟期は中生の晩,穂発芽性は難,耐倒伏性は強,収量は中である。穂いもち及び葉いもち圃場抵抗性はやや強,しま葉枯病抵抗性品種群別は外国稲型(St2) である。 「黄金晴」と比較して,穂軸の抽出度が長いこと,しま葉枯病抵抗性品種群別が外国稲型(St2) であること等で,「日本晴」と比較して,草型が中間型であること,しま葉枯病抵抗性品種群別が外国稲型(St2) であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,日本たばこ産業株式会社遺伝育種研究所(静岡県磐田郡豊田町)において,昭和63年に「葵の風」に「あきたこまち」を交配し,初期世代は温室で集団養成,平成元年雑種第3代以降,系統育種法により選抜,育成された固定品種である。4年から生産力検定試験等の試験を行って,その特性が安定していることを確認して育成を完了した。6年は,雑種第8代である。 |
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