いわた5号【イワタ5ゴウ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7690号 |
登録年月日 | 2000年 2月 22日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | いわた5号 よみ:イワタ5ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 日本たばこ産業株式会社 | |
品種登録者の住所 | 東京都港区虎ノ門二丁目2番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 柏原正和、伊藤広昭、山本敏央、沼澤広宣、久保友明、香村敏郎 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「葵の風」に「あきたこまち」を交配して育成された固定品種であり,育成地(静岡県磐田郡豊田町)における成熟期は晩生の早,稈長が中,耐倒伏性が強く,やや多収の水稲,粳種である。草型は偏穂重型,稈長は中,稈の細太はやや太,剛柔は剛,止葉の直立の程度は立,葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長及び穂数は中,粒着密度はやや密,穂軸の抽出度は中である。穎色は黄白,ふ先色は黄白-黄,芒の有無と多少は稀である。玄米の形及び大小は中,精玄米千粒重はやや大,見かけの品質は上の下,光沢は良である。出穂期及び成熟期は晩生の早,穂発芽性はやや難,耐倒伏性は強,収量はやや多である。穂いもち圃場抵抗性はやや強,しま葉枯病抵抗性品種群別は外国稲型(St2i)である。「葵の風」と比較して,稈長が長いこと,精玄米千粒重が大きいこと等で,「ヒノヒカリ」と比較して,精玄米千粒重が大きいこと,耐倒伏性が強いこと,穂いもち圃場抵抗性が強いこと,しま葉枯病抵抗性品種群別が外国稲型(St2i)であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和63年に出願者のほ場(静岡県磐田郡豊田町)において,「葵の風」に「あきたこまち」を交配し,平成元年に雑種第3代で穂別系統選抜,以後,系統育種法により育成された固定品種であり,5年に生産力検定試験,6年より特性検定試験及び地域適応性試験を行い,7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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