いわた11号【イワタ11ゴウ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7691号 |
登録年月日 | 2000年 2月 22日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | いわた11号 よみ:イワタ11ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 日本たばこ産業株式会社 | |
品種登録者の住所 | 東京都港区虎ノ門二丁目2番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 柏原正和、伊藤広昭、山本敏央、沼澤広宣、長谷川勉、中村崇、久保友明、香村敏郎 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「コシヒカリ」に「葵の風」と「コシヒカリ」の雑種第1代を戻し交配して育成された固定品種であり,育成地(静岡県磐田郡豊田町)における成熟期は早生の晩,障害型耐冷性及び穂いもち圃場抵抗性が強い水稲,粳種である。草型は中間型,稈長はやや長,稈の細太,剛柔及び止葉の直立の程度は中,葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長及び穂数は中,粒着密度はやや密,穂軸の抽出度はやや長である。穎色は黄白,ふ先色は黄白-黄,芒の有無と多少は稀である。玄米の形,大小及び精玄米千粒重は中,見かけの品質は中の下,光沢はやや良である。出穂期及び成熟期は早生の晩,障害型耐冷性は強,穂発芽性は難,耐倒伏性はやや弱,脱粒性は難,収量は中である。穂いもち圃場抵抗性は強,しま葉枯病抵抗性品種群別は外国稲型(St2i)である。「コシヒカリ」と比較して,穂長が長いこと,穂いもち圃場抵抗性が強いこと,しま葉枯病抵抗性品種群別が外国稲型(St2i)であること等で,「キヌヒカリ」と比較して,稈長及び穂長が長いこと,障害型耐冷性が強いこと,穂いもち圃場抵抗性が強いこと,しま葉枯病抵抗性品種群別が外国稲型(St2i)であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成元年に出願者のほ場(静岡県磐田郡豊田町)において,「コシヒカリ」に「葵の風」と「コシヒカリ」の雑種第1代を戻し交配し,2年に雑種第2代で個体選抜,以後,系統育種法により育成された固定品種であり,5年に生産力検定試験,7年に特性検定試験及び地域適応性試験を行い,同年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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