いわた12号【イワタ12ゴウ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第8631号 |
登録年月日 | 2001年 2月 9日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | いわた12号 よみ:イワタ12ゴウ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 日本たばこ産業株式会社 | |
品種登録者の住所 | 東京都港区虎ノ門二丁目2番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 柏原正和、伊藤広昭、山本敏央、沼澤広宣、香村敏郎 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「あそみのり」に「あいちのかおり」を交配して育成された固定品種であり、育成地(静岡県磐田郡豊田町)における成熟期は晩生の早、脱粒性が難、白葉枯病抵抗性品種群別が黄玉群の水稲、粳種である。草型は中間型、稈長及び細太は中、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度は立である。穂長はやや長、穂数はやや多、粒着密度はやや疎、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、芒の有無と多少は稀、芒長は極短である。玄米の形はやや細長、大小はやや大、精玄米千粒重は大、玄米の見かけの品質は中の上、光沢は良である。出穂期及び成熟期は晩生の早、穂発芽性は中、耐倒伏性はやや強、脱粒性は難である。葉いもち圃場抵抗性及び穂いもち圃場抵抗性は中、白葉枯病抵抗性品種群別は黄玉群、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)である。「あいちのかおり」と比較して、稈長が短いこと、止葉が立つこと、精玄米千粒重が大きいこと、白葉枯病抵抗性品種群別が黄玉群であること等で、「ヒノヒカリ」と比較して、粒着密度が疎であること、精玄米千粒重が大きいこと、白葉枯病抵抗性品種群別等が黄玉群であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成2年に日本たばこ産業株式会社遺伝育種研究所(静岡県磐田郡豊田町)において、「あそみのり」に「あいちのかおり」を交配し雑種第2代で選抜を行い、その後、系統育種法により育成された固定品種であり、5年から生産力検定試験及び特性検定試験を行い、8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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