いわともち【イワトモチ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10872号 |
登録年月日 | 2002年 12月 16日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | いわともち よみ:イワトモチ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 宮崎県 | |
品種登録者の住所 | 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山下浩、永吉嘉文、堤省一朗、若杉佳司、川口満、吉岡秀樹、滝田正、日高秀光、荒砂英人、薗田豊和、愛甲一郎 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「南海糯112号」に「関東糯148号(後の「モチミノリ」)」を交配して育成された固定品種であり、育成地(宮崎県宮崎郡佐土原町)における成熟期は早生の晩、穂発芽性が難、耐倒伏性が強の水稲、糯種である。草型は偏穂重、稈長はやや短、細太は中、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度は中である。穂長及び穂数は中、粒着密度はやや密、穎色は黄白、ふ先色は褐である。芒の有無と多少は稀、芒長は短、芒色は赤褐である。玄米の形、大小及び精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は中の上、光沢は中である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は糯、出穂期及び成熟期は早生の晩、穂発芽性は難、耐倒伏性は強、脱粒性は難である。いもち病抵抗性推定遺伝子型は+、穂いもちほ場抵抗性、葉いもちほ場抵抗性及び白葉枯病ほ場抵抗性はやや弱、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)である。「モチミノリ」と比較して、穎色が黄白であること、ふ先色が褐であること等で、「ミヤタマモチ」と比較して、ふ先色が褐であること、精玄米千粒重が小さいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成2年に宮崎県総合農業試験場(宮崎郡佐土原町)において、「南海糯112号」に「関東糯148号(後の「モチミノリ」)」を交配し、4年に雑種第4代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により固定を図りながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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