『Here I am』 (2005)
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「マリオン・レイヴン」の記事における「『Here I am』 (2005)」の解説
アトランティック・レコードでソロのアーティストとしての最初の活動は2003年からデビューアルバム『Here I am』に始まった。このアルバムにはスウェーデン人のシンガーソングライターでプロデューサーでブリトニー・スピアーズやバックストリート・ボーイズなども手がけたマックス・マーティンとラミ、カナダ人シンガーソングライターのシャンタール・クレヴィアジックに加えシャンタールの夫でカナダ人歌手のレイン・マイダが携わった。当初、レコード会社はマリオンのイメージをロックでダークな特殊な存在にすることに違和感を覚えており、ロックとポップスの融合を目指したマリオンは、自分が好きな音楽を行う権利について会社と一騒動を起こした。結果的に2曲のボーナストラックを含めた14曲のホピュラーロックな曲を制作。その音はアヴリル・ラヴィーンやエヴァネッセンスを意識させるものとなった。同アルバムはまずスカンジナビア、日本、東南アジアでリリース。 マックス・マーティンとのコラボレーション曲『Break You』は2005年4月25日に世界に先駆け日本で初めてラジオ・リリースされ、シングルカットの『End of Me』(こちらもコラボ)は東南アジアで発売された。この後、7月に正式にアルバムがリリースされている。楽曲『Here I am』と『Break You』のプロモーションビデオは2005年3月、ブレット・シモン監督のもとロサンゼルスで撮影された。 アトランティック・レコードの内部事情を考慮に入れると、ちょうどこの時、同社はワーナー・ミュージック・グループに買収されている最中であったため彼女のアルバムのワールド・リリースも遅れることになってしまった。2005年8月10日には彼女の母国ノルウェーにて発売。ノルウェーの隣スウェーデンでは初登場6位を記録した。またアジア各国でも好評となり発売から3か月で13万5000枚を出荷した。日本では洋楽アルバムチャートの1位を数週間に渡り独占し、日本の他フィリピン、台湾、シンガポールで6月7月とプロモーションを行った。『End of Me』と『Break You』のプロモーションビデオはMTVアジアで幾度となく放送され、アジアとノルウェーではラジオのリクエストTOP10の常連になった。しかし、プロモーション不足であったことは否めず、このアルバムに関して会社は快く思っていなかったと疑念が持たれていると同時に評論上では「商業的に将来性のあるアーティスト」としての評価を受けた。
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