『神々の評議会』とは? わかりやすく解説

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『神々の評議会』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 08:04 UTC 版)

マリー・ド・メディシスの生涯」の記事における「『神々の評議会』」の解説

『神々の評議会』は、マリー新たな摂政としてフランス政権引き継いだことを記念する作品で、王室婚姻政策によってヨーロッパ諸国間に長きにわたる平和をもたらそうとしたことを表現した絵画である。 キューピッドユノが、平和と愛をそれぞれ象徴する半円球を、二羽ハトとともに一体の円球にしようとしている。当時マリーフランススペインの関係強化意図し息子ルイ13世スペイン王アナとの結婚、娘のエリザベートスペイン王太子フェリペとの二重結婚望んでいた。マリーにとって、フランススペインとの同盟はその治世における最重要事項であり、両国の関係強化通じてヨーロッパ全体平和に貢献することがマリー大いなる目的でもあった。 『神々の評議会』は『マリー・ド・メディシスの生涯』なかでも評価が低い作品一つといわれている。『神々の評議会』には、マリー摂政として政権担っていた時代に、いかに注意深くフランス王国運営していたのかが描かれている。反逆騒乱乗り越える情景などは、アンリ4世治世晩年政策理想引き継ごうとしていたことを示唆している。この作品では、特定の場所、時期出来事ではなく様々な古代神話の神々表現され天界描かれている。このため、この作品の主題判断することは難しい。描かれている神話上の神々は、擬人化され不和憎悪憤激嫉妬打ち倒す前景アポロンパラス、そして後景には、ネプトゥヌスプルートサトゥルヌスメルクリウスファウヌスフロラ、ユウェンタス、ポモナアプロディテマルスユピテルユノキューピッドディアナである。この神々天界情景は、マリー平和裏フランス王国統治していたことを表している。

※この「『神々の評議会』」の解説は、「マリー・ド・メディシスの生涯」の解説の一部です。
「『神々の評議会』」を含む「マリー・ド・メディシスの生涯」の記事については、「マリー・ド・メディシスの生涯」の概要を参照ください。

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