『旧唐書』経籍志と『新唐書』芸文志とは? わかりやすく解説

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『旧唐書』経籍志と『新唐書』芸文志

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 04:15 UTC 版)

目録学」の記事における「『旧唐書』経籍志と『新唐書』芸文志」の解説

『旧唐書』後晋の頃に作られ経籍志はその一部である。この目録はもともと開元年間713年 - 741年)に毋煚が作った古今目録』を抜粋したものであり、唐代初期書物しか載せていない。全体分類としては、概ね『隋書』経籍志踏襲している。また、各部門総論、各子目の総説はなく、全体総論があるだけである。内藤湖南は、これを目録の「退歩」であると表現している。 『新唐書』北宋の頃に作られ芸文志はその一部で、同じく四部分類である。各分類中に著録」と「不著録」の二種があり、前者は『古今目録』(また『旧唐書』経籍志)にやや手を加えたもの、後者は『古今目録』後にできた新たな唐代書物追加したのである総序は更に粗略になり、『旧唐書』経籍志までは、ある場所に現存していた書籍に対して作られ目録であるが、『新唐書』芸文志に至ると、編纂者実見した書籍対す目録なのかどうか判然としないものになった。 『旧唐書』経籍志と『新唐書』芸文志においては仏典子部道家類の中に収められているが、これは仏教より道教を優先した唐代政治的背景反映したのである道家類の中に仏典収めるのは評判悪く次の崇文総目』では「釈家」(仏教)として独立した分類立てられた。これ以後道教経典仏典子部中に分類される形が採られるようになる

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