『ぼくたちがとてもちいさかったころ』とは? わかりやすく解説

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『ぼくたちがとてもちいさかったころ』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 03:02 UTC 版)

ぼくたちがとてもちいさかったころ」の記事における「『ぼくたちがとてもちいさかったころ』」の解説

ミルンがはじめて意図的に作った子供向けの詩は、本書にも収録されている「ネムリネズミおいしゃさん」で、作家ローズ・ファイルマンの求め書かれたものであった。この詩は1923年に『回転木馬』誌に掲載されている。ただし本書最後に収録されている「おやすみおいのり」は1923年1月に『ヴァニティ・フェア』誌に掲載されたもので「ネムリネズミ」よりも古いが、これはもともと妻ダフネ・ミルンのために書かれたもので子供向け書かれていたわけではないミルンは「ネムリネズミ」の校正済ませたあとすぐに本書執筆取り掛かり翌年までに44編の童謡成立した1924年11月6日イギリスのメシュエン社より刊行アメリカではダットン社から2週間遅れで刊行されている。挿絵はのちの『クマのプーさん』1926年)と同様E.H.シェパードが手がけた。収録作中にも、のちに「プー」となるクリストファー・ミルンのテディ・ベアが「テディ・ベア」という詩に登場するほか、「かいだんはんぶんおりたところ」「おやすみおいのり」の挿絵なかにもこのテディベア描かれている。またのちに「プー」の名を彼に譲ることになる白鳥のプー」も、本書収録の「かがみ」という詩のなかに書かれており、この白鳥が「プー」の名を持つに至った経緯本書序文記されている。 この童謡集はR.L.スティーヴンソンの『子供の詩の園以来優れた著作とされており、発表当時過去10年間でどの本に類を見ない」(『デイリー・テレグラフ』紙、1925年11月と言われるほど英米大きな反響起した。出版後、この本の人気にあやかろうとして、E.H.シェパード挿絵をつけた本や、装丁真似た本、収録詩にメロディをつけた本などの出版相次いだアメリカでは1926年に『ぼくたちがかなりおおきくなったころ』(フェアファックス・ダウニー著)というパロディ本も刊行されている。

※この「『ぼくたちがとてもちいさかったころ』」の解説は、「ぼくたちがとてもちいさかったころ」の解説の一部です。
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