「民推協」と「新韓民主党」(新民党)の誕生
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上道洞系(金泳三派)と東橋洞系(金大中派)の元政治家を中心に結成された在野政治団体である民主化推進協議会(民推協)を後ろ盾として1985年1月に結成された新韓民主党(新民党)は、「鮮明野党」、「大統領直接選挙制の復活」を公約に掲げ、結成直後の2月に行われた総選挙にてソウルや釜山など都市部で躍進し、「官製野党」と揶揄されていた民韓党を大きく上回る67議席(全国区15議席)を獲得して野党第一党となり、民韓党は選挙直後から離党者が続出し数議席たらずの群小政党に転落した。結果、第12代国会において新民党は103議席を有する巨大野党となり、与党民正党に対して対峙する両党制の状況が出現した。こうして勢いを得た野党勢力は、憲法で定められた大統領選挙が行われる1987年に照準を定めて政府与党に対する攻勢を強めていった。 表3:12代総選と12代国会開院時における党派別議席数党派第12代総選(85年2月12日)第12代国会開院時(85年5月13日)備考議席数議席率議席数議席率民主正義党 148 53.6 148 53.6 新韓民主党 67 24.3 103 37.3 選挙後、民韓党や国民党を脱党した當選者が大挙、入党。 韓国国民党 20 7.2 20 7.2 當選者3名が同党を脱党(新民党入党)、その後4月18日に3名が入党。 民主韓国党 35 12.7 3 1.1 當選者の大部分が脱党。新民党に入党 無所属・その他 6 2.2 2 0.7 新社党、新民主党の當選者各1名は新民党に入党 出典:국회사무처(大韓民國國會事務處)『대한민국국회 60년사(大韓民國國會60年史)』、587、591頁の記述を元に作成。第12代国会開院時の議席は、“12대國會 開院(12代国会開院)” (PDF) (東亜日報1985年5月13日付1面記事)を参照。
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