「政策情報学」の概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/10 04:19 UTC 版)
「政策情報学会」の記事における「「政策情報学」の概要」の解説
政策情報学は、専門閉塞型の個別科学をこえた、超領域的(Trans - disciplinary)あるいは諸科学横断的(Cross - disciplinary)な「知と方法」の開発・創造を意味している。 また、その認識前提は、今日の複雑かつ多元的な難問題に有効に対処し、的確な問題解決策(政策)を提案し、実行し、評価するためには、これまでのような専門閉塞型の個別科学では限界があるというものである。 さらに、政策情報学における「政策」とは、従来の政府を中心とした「公共政策」ではない、行動主体を個人であれ、集団・組織であれ、自治体・政府であれ、特定の主体に限定しない一般化されたものと捉えている点にその特徴がある。 学問分野として考えた際には、特定の問題に焦点を当てたとき、その解決のために、さまざまな分野(個別科学)から概念、モデル、理論を借用、導入して、組み合わせ、新たな意味と関連を与える枠組み(コンテクスト)であると言えよう。 しかしながら、政策情報学は、未だに知的世界における市民権を得ているとは言いがたい。そのため、概要を示す資料が僅かであり、井関利明による 「「政策情報学」への途 : 新学会の設立によせて」(『CUC view & vision』, Vol.19, pp.36-41, 2005年)などを参照すると良い。
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