「偽装の家族」編(4巻)
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「不能犯 (漫画)」の記事における「「偽装の家族」編(4巻)」の解説
野々村 栄子(ののむら えいこ) コンビニパートの主婦。娘の梓が最近家出をしていたので保坂に依頼して阿比留と援助交際している事実を知り、保坂の提案で娘を弄ぶ変態男を殺してほしいという依頼をする。宇相吹に「あなたの大切な人が家に帰ってきた」と報告が入り、仕事を放り出して一目散に帰宅するが、全てを知ってしまい利昭を殺害。そして自らの舌を噛み切って自殺する。 野々村 利昭(ののむら としあき) 栄子の夫で梓の継父。長期出張が多く、その間を縫って家族サービスも欠かさないなど理想の旦那として、栄子からも深い信頼と愛情を寄せられていたが、その裏では日に日に成長していく梓に欲望が抑えきれず、性的暴行をはたらき、その一部始終を撮影したり、梓の下着などをコレクションする変質的な本性を秘めていた。 宇相吹に唆され、秘密のコレクションを処分する為に内緒で帰宅したが、最後に撮影した映像を見てオナニーしていた所、栄子が帰宅。全てを暴かれゴルフクラブでタコ殴りされ死ぬ。皮肉にもその顛末は文字通り娘を弄ぶ変態男を殺してほしいという妻の依頼内容そのものな結末となった。 野々村 梓(ののむら あずさ) 栄子の娘。義父の利昭が出張中に家出し、阿比留のアパートに同居している。 義父の利昭から性的暴行を受けており、その真実を母親に打ち明ける事ができず、利昭が出張に出た隙をついて家を出る形で逃亡し、利昭への復讐の代行心理から阿比留の下で援助交際を行っていた。 その次話の「復讐の覚悟」編にも登場。保坂が阿比留を殺害した一部始終を目撃しており、警察に保護された後、阿比留を殺害した人間が『宇相吹 正』と名乗っていた事を証言する。 阿比留 保(あびる たもつ) 梓の交際相手。生活保護を受けながらドラッグセックスをする男。 保坂は宇相吹が阿比留を殺すものだと思い込んで連日見張っていたが、阿比留からは気付かれていた。 野々村夫妻が死んだ直後、保坂を金属バットで襲撃するが咄嗟に近くの木の枝で喉を刺し貫かれ、死亡してしまう。 これにより保坂は、胸に秘めていた危険な殺人欲を抑えられなくなり、以降、『宇相吹 正』を自称し、暴走していく。
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