「レスポール」から「SG」へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 05:39 UTC 版)
「ギブソン・SG」の記事における「「レスポール」から「SG」へ」の解説
1959年後半、それまで「レスポール・モデル」の名でラインナップされていたシリーズのうち、廉価版のジュニア、スペシャル、TVなどの一部が、レス・ポール氏の名称を冠しない「SG」の名で出荷される[要出典]ようになる。1961年にはレスポールシリーズ全体(スタンダード、カスタム等)がフルモデルチェンジとなり、現在一般的に「SG」と呼ばれるスタイルに置き換えられた。さらなる小型化、薄型化と軽量化、抱えやすさと弾きやすさ、そしてコスト削減を狙ってボディーはマホガニーの一枚板となり、ネック全体がボディから飛び出したダブルカッタウェイの、より未来的なデザインとなった。ボディ両面のエッジ部分には、斜めに削られる加工が施された(ベベルド・エッジ)。「スタンダード」および「カスタム」には、ES-355などで採用されていた“スウィング・アウェイ・プル・サイドウェイ・トレモロ”が装備された。 当初は「新型レスポール」として発売されたこのモデルは、レス・ポール氏の助言や嗜好に基づかないギブソン独自のデザインであった。レスはこれを快く思わず、1963年頃に氏との契約は終了する。以後このシリーズは「SG」と総称されるようになった。 ボディとネックのジョイント方式は60年代後半まで試行錯誤が続けられ、複数の仕様が存在している。また、ボディ・エッジの落とし方、ネックグリップの幅や厚さなども年代によって差異がある。1966年半ばからはピックガードが大型化され、ピックアップはストラトキャスターのようにピックガードから吊り下げられる、より簡易に製造できる仕様になった。
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