「ハインリヒ」の名と序数とは? わかりやすく解説

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「ハインリヒ」の名と序数

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/07 04:22 UTC 版)

ロイス家」の記事における「「ハインリヒ」の名と序数」の解説

ロイス家全ての男子は、洗礼名としてハインリヒHeinrich)を名乗る決まりである。個々男子区別するため、必ず名前に序数付けられるハインリヒ~世というようにである)。 この異常とも言える一族の掟は、1668年にはロイス家家内法に明記された。独立諸侯であった兄系と弟系のロイス侯家が断絶した後も、一族末裔たちによって堅固に守られ続けている。この伝統はおそらく1200年頃、遠祖ハインリヒ2世Heinrich II. der Reiche1209年以前に没)が、ホーエンシュタウフェン朝神聖ローマ皇帝ハインリヒ6世によりクヴェトリンブルク帝国女子修道院(Stift Quedlinburg)の城代任命された際に、多大な恩義受けたことを忘れないため、全ての子孫ハインリヒ皇帝の名前を付けるように決めたものと考えられている。 1564年分裂する以前ロイス家は、非常に論理的な形で、自分の家内の男子誕生した順序通り序数付けていった。新し分家創始されるごとに、その分家では序数が「1世」から始まったロイス家の祖家はヴァイダ城代系統ゲーラ城代系統プラウエン城代(のちマイセン城伯系統グライツ領主系統ロイス家)に分かれていたが、グライツ領主も本家から分かれた際に1からナンバリング始めている。1564年分裂以降中子系は、古くからの序数付け方維持した中子系は、1616年ハインリヒ18世(Heinrich XVIII)の死により断絶した)が、長子系(兄系)と末子系(弟系)では、序数極端に大きくなるのを避けるためにナンバリングに関する新しい方法定着させた。 兄系ロイス家では、初めは各世代が始まるごと序数を1に戻していた。この方法は時代下り、兄系ロイス家内に2つ分家創始された後も続いていた。第1世代は、グライツブルク家のハインリヒ1世1632年生)から始まりグライツデーラウ家のハインリヒ16世1678年生)で終わっている。第2世代は、グライツ家のハインリヒ1世1693年生)から始まっている。本家1768年断絶した後、ロイスグライツハインリヒ11世は次世代序数を1に戻すことをせず、兄系ロイス家全体での世代ごとのナンバリング廃止して、諸分家家内のみで序数増やし続け方式変更した。 弟系ロイス家では、始祖であるハインリヒ2世ポストゥムスHeinrich II. Posthumus (Reuß-Gera))の10人の息子たち1世から10世までを名乗り、その10兄弟息子たち世代も、最後に生まれたハインリヒ29世(1699年生)に至るまで弟系ロイス家全体でのナンバリング続けた。その次の世代始祖ハインリヒ・ポストゥムスの曾孫世代)で最初に生まれたシュライツ家のハインリヒ1世1695年生)から序数を1に戻し世代に関係なくケストリッツ家のハインリヒ75世(1800年生)まで続けた。こうして、弟系ロイス家では世紀が変わるごとに序数を1に戻す方式確立した。三巡目となる19世紀には、ケストリッツ家のハインリヒ1世1803年生)から始まり、四巡目となる20世紀はケストリッツ家のハインリヒ1世1910年生)から始まった。 弟系のロイス=ローベンシュタイン=エーベルスドルフ侯ハインリヒ72世1797年生)は、最も大きな序数のついた君主としてギネス・ワールド・レコーズ登録されている。

※この「「ハインリヒ」の名と序数」の解説は、「ロイス家」の解説の一部です。
「「ハインリヒ」の名と序数」を含む「ロイス家」の記事については、「ロイス家」の概要を参照ください。

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