「ハイブリッド」インメモリ/オンディスクデータベース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/15 21:51 UTC 版)
「インメモリデータベース」の記事における「「ハイブリッド」インメモリ/オンディスクデータベース」の解説
インメモリおよびオンディスクの両テーブルを単一データベースでサポートした最初のデータベースエンジンが2003年にリリースされた。この手法の利点は柔軟性にある。つまり、開発者はパフォーマンス、コスト、永続性そしてフォームファクタの間でバランスをとることができる。パフォーマンスに関して、ディスクを経由せず、メモリのみで指定のデータをソート、格納および読み出しを行うことで向上させることができる。コストに関して、廉価なハードディスクを追加メモリに代替できる。フォームファクタに関して、RAMチップは小型ハードドライブのメモリ記憶密度に劣ることがあげられる。 インメモリ/オンディスクデータベースが選ばれる別の理由として、製造時の効率が挙げられる。電子製品など、特定の製品の製造ラインにおいて、永続的ストレージが必要な製品とストレージにメモリを使用するものの混合となっている場合がある。このような例としてセットトップボックスがある。そのようなデバイスにおいてデータベースシステムを用いるとき、製造者はハイブリッドデータベースを用いることにより、製品におけるディスクの有無に応じてそれぞれインメモリデータベースとオンディスクデータベースを用いる場合より、コストを低くし、かつコードのカスタマイズ量も減らすことができる。
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