「つくる会」・日本会議・「救う会」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 19:26 UTC 版)
「キリストの幕屋」の記事における「「つくる会」・日本会議・「救う会」」の解説
「幕屋」が「新しい歴史教科書をつくる会」(以下、「つくる会」と略称)と関係を強めたことや「つくる会」の集会に信者を大量動員していたことはよく知られている。これは、「つくる会」の種子島経元会長(元副会長、元理事、元日本BMW会長)が「幕屋」の関係者だったことが大きいようである。その他にも、「つくる会」の有田正作が「幕屋」の熱烈な信者であることが知られている。 「つくる会」の発足(1997年1月30日)当初に比べて、その後「幕屋」信者の割合が目立って増えた。特にその女性信者は特徴的な髪形をしている人が多いため容易に判別がついたという。真偽不明ではあるが、一時期は「つくる会」会員の約四分の一が「幕屋」の会員だった、との「つくる会」の内部情報がある。「幕屋」の信者の活動は非常に熱心で、「つくる会」に家族ぐるみで入会する、「つくる会」の教科書や西尾幹二著『国民の歴史』を自腹で何十冊も買って知人に配っていた、などの証言がある。 「幕屋」の「つくる会」への傾倒ぶりは相当だったらしい。「幕屋」の信者動員の数は尋常ではなかっただけではなく、しばしば一般来場者にも布教したり、集会会場から来場者をそのまま自分たちの施設へ連れて行こうとして問題化したりと、トラブルを引き起こした。地方支部からは、支部が「幕屋」に乗っ取られた、という声が出始めたほか、本部の方でも「幕屋」から、役員に「幕屋」の人間を入れないかと持ちかけるような状況に陥ったが、「つくる会」の内紛激化のため「幕屋」対策はできなかった。そのうちに「つくる会」の運動自体が急速にしぼんだため、「幕屋」の問題も対策する必要がなくなった。 その他では、「幕屋」は日本会議の構成団体の1つである他、2016年現在も北朝鮮拉致問題の解決運動に関与している。 また、「幕屋」がサンケイ会館内に中規模の集会場を持っている、少なくとも2001年頃までは藤岡信勝を講師に招いて全国で講演会を開催していたなど右派勢力との結びつきは強い。 しんぶん赤旗は、日本会議や「つくる会」、北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)との関連についての読者の質問に答える形で、日本会議や「つくる会」と立場が共通しているとして批判している。
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