「つくば号」時代
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「ネオプラン・メガライナー」の記事における「「つくば号」時代」の解説
慢性的に利用者が多かった東京駅 - つくばセンター線高速バス(つくば号)の輸送力増強用に、2000年に見本輸入された。 連節バス同様に、車体長が日本の大型バスの最大サイズである全長12mを超えるため、認可に手間取り、2002年12月8日より特殊車両として、関連する法律の特例措置を受ける形で運行が開始された。 日本での導入例は4台のみで、その全てが高速バス「つくば号」に充当されていた。当初は1台のみをJRバス関東が「つくば号」に就行させていたが、後の増車で、4台中2台がJRバス関東持ち、残る2台は関東鉄道持ちとなり、深夜便「ミッドナイトつくば号」も新設された。 関東鉄道持ちの2台はJRバス関東からのリースであったが、2005年11月のダイヤ改正より運用を離脱し、JRバス関東に返却された。 車体が長く、通行できる道路が限られていることから、通常車両を使用した便とは走行ルートが異なっていた。下り便のみの差異としては、首都高速道路に入る場合、通常便の宝町出入口に対し、メガライナーは呉服橋出入口から入線した。また、上下便共通の差異として、下広岡・並木三丁目の両バス停を経由しなかった。予備車が無いため、車両整備・点検・検査時は通常のハイデッカー車を充当していた。 また、通行道路の制限は、営業路線のみならず回送時の経路も同様に行われていた。つくばセンターからJRバス関東土浦支店までの回送経路は、道路構造上の理由などで認可が下りなかった。そこで、夜間の下り便運用でつくばセンターに到着した後は関東鉄道つくば中央営業所(通称・谷田部車庫)へ回送し、翌朝の上り便運用まで留置していた。
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