《内輪》の正しい読み方
「内輪」の正しい読み方
「内輪」は日常的に使われている言葉であり難しい漢字ではないため、「うちわ」と正しく読める人は多いだろう。しかし、それだけでなく「ないりん」という読み方もある。「ないりん」はあまり聞きなれない言葉であるが、主に自動車用語として使用されている。「内輪」の意味解説
「内輪」は読み方で意味が異なる。「うちわ」には外部の人を交えないこと、外部に知らせない内幕、数量や金額が控えめなこと、つま先を内側に向けること、という4つの意味がある。「ないりん」には円形の内側に位置する円という意味があり、自動車の車輪がカーブを曲がる際に内側となる部分を指すことが多い。なぜ「内輪」と読むのか・理由
「内輪」は「内(うち・ない)」+「輪(わ・りん)」から構成されているため、漢字の通りに読むと「うちわ」、「ないりん」と読むことができる。「内輪」の類語・用例・例文
「内輪」の類語・外部の人を交えないという意味
身内(みうち)
一門(いちもん)
縁戚(えんせき)
・外部に知らせない内幕という意味
内密(ないみつ)
部外秘(ぶがいひ)
内々(うちうち)
・数量や金額が控えめという意味
控えめ(ひかえめ)
抑え気味(おさえぎみ)
少なめ(すくなめ)
・つま先を内側にむけるという意味
内股(うちまた)
「内輪」の用例・例文
・外部の人を交えないという意味
久しぶりに息子が帰省したので、内輪で食事会を開いた。
内輪だけで盛り上がるのは良くないとたしなめられた。
・外部に知らせない内幕という意味
その不正は内輪で処理された。
これは内輪の話なので、社外に漏れてはいけない。
・数量や金額が控えめという意味
内輪に見積もっても、会社の損失は軽く1億円を超える。
彼一人の力で、内輪に見積もっても1万個以上の商品を販売した。
・つま先を内側にむけるという意味
小さな女の子が内輪でチョコチョコ歩き回る姿が愛らしい。
・円形の内側に位置する円という意味
内輪差を把握せずに運転すると、大きな事故に繋がるため注意が必要だ。
「内輪」の英語用例・例文
・外部の人を交えないという意味:private(内輪・身内)We will keep a small private wedding.(私たちは身内だけの小さな結婚式をするつもりだ)
・外部に知らせない内幕という意味:inside(内輪・内部)
I got the inside story from a friend who works there.(私はそこで働く友達から内輪の話を聞いた)
・数量や金額が控えめという意味:conservative(内輪・控えめ)
At a conservative estimate, the product will cost about 1500 dollars.(内輪に見積もっても、その製品は1500ドルほどかかるだろう)
・つま先を内側にむけるという意味:pigeon-toed(内輪・内股)
Pigeon-toed is common in children.(内輪は子供に一般的である)
・円形の内側に位置する円という意味:inner ring(内輪)
This factory manufactures the inner and outer rings for sports car.(この工場はスポーツカーの内輪と外輪を製造している)
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