“風の公爵”の眷属
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/14 15:18 UTC 版)
第5版におけるアーラコクラは“アーカの風の公爵(Wind Dukes of Aaqa)”と呼ばれる強大な存在(第4版ではエンジェルに属した)の1人、ヴァーティ(Vaati)に仕える眷属であり、かつて大公たちが雌雄を決した悪名高き元素邪霊寺院(Temples of Elemental Evil)の残党を捜索している。太古の時代、大公たちが寺院に組みした強大な悪の存在、“狼蜘蛛のミスカ(Mishka the Wolf Spider)”を打ち破るべく創り出した神器、“ロッド・オヴ・ロー(Rod of Law)”が四散して“ロッド・オヴ・セヴン・パーツ(Rod of Seven Parts)”として散逸してしまったが、アーラコクラは今でもこの欠片の捜索と回収を誓っている。 多くのアーラコクラは風の元素界を本拠としている。風の元素界では卵を孵化させるのと、飛べない子供を教育する時以外は常に飛行している。火、水、風、土の精霊が相克する元素界においては、土の元素界の住人たるガーゴイルが侵略することもあり、彼らを“空飛ぶ岩”(Flying rock)と呼び不倶戴天の敵と見なしている。 アーラコクラは平和で孤独を愛し、地上で汗水たらして働く種族に憐れみを感じることはあるが基本的には不干渉である。富も栄誉も、アーラコクラを冒険に突き動かす動機にはならない。アーラコクラが群れを離れ冒険者となるには、より大きな使命感による所が大きい。それは迫りくる脅威への危機感や復讐への思いなどである。風の公爵のためにロッド・オヴ・セヴン・パーツの探索すること、土の元素界と戦うことなどはアーラコクラを群れから離れさせる大きな動機となりうる。 アーラコクラの属性は通常、“中立にして善”である。何らかの善属性であり、秩序や混沌にはあまりこだわりがない。族長などの個体は秩序を重んじているかもしれないし、冒険者となって自由を謳歌している個体は混沌の気質かもしれない。
※この「“風の公爵”の眷属」の解説は、「アーラコクラ」の解説の一部です。
「“風の公爵”の眷属」を含む「アーラコクラ」の記事については、「アーラコクラ」の概要を参照ください。
- “風の公爵”の眷属のページへのリンク