“頭部”を意味する「くび」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/05 03:30 UTC 版)
「頭」も参照 前述のとおり日本語では「くび」という言葉が“切り落とされた頭部”を意味するようにもなり、「斬首」「馘首」をはじめとする漢語の用例から「首」の字があてられた。後に語義は“頭部全般”を意味するものへと広がった。とはいえ現在ではやや廃れた用法であり、「首を突っ込む」「首が飛ぶ」といった慣用句に用いたり、「乳首」(=乳頭)、「生首」(なまくび=斬首や事故などにより体から切り離されたばかりの頭部)、「首実検」(=顔を見て犯人などを見極めること)などの成語・複合語に化石的な形態素として見られるほかは、あまり用いられなくなっている。 「首肯」( = うなずくこと)という漢熟語が示すように、「首( = 頭)を縦に振る」ことは肯定を意味し、また、「横に振る」と否定の意味になる。こうした通念は世界の一部を除き、多くの文化圏に共有されているものである。
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