さる‐しばい〔‐しばゐ〕【猿芝居】
猿まわし
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猿まわし(さるまわし、猿回し)とは、猿使いの口上や太鼓の音に合わせて猿が踊りや寸劇などを見せる大道芸の一種。猿飼、猿曳、猿舞、野猿まわしなどとも呼ばれている。
- ^ 小林登志子『文明の誕生 - メソポタミア、ローマ、そして日本へ』中央公論新社〈中公新書 2323〉、2015年6月。ISBN 978-4-12-102323-0。 [要ページ番号]
- ^ “即將消失的職業,耍猴藝人,行走在生存和道德的邊緣” (中国語). 2022年12月16日閲覧。
- ^ “〜「申」を食べる 〜 脳までも食べなさる千石正一 十二支動物を食べる 世界の生態文化誌ダイヤモンド・オンライン”. ダイヤモンド社. 2018年8月15日閲覧。
- ^ 猿飼について(Wayback Machine、2016年3月4日) - http://www.asahi-net.or.jp/~mg5s-hsgw/tkburaku/history/sarukai.html
- ^ a b 『娯楽業者の群 : 社会研究』権田保之助著 実業之日本社 大正12
- ^ 筒井[2013:2][要ページ番号]
- ^ これは村﨑義正らの著書[要文献特定詳細情報]にある記述だが、1975年放送のテレビドラマ「猿の軍団」14話「猿の国もお正月」には、輪くぐりをしたり、自転車に乗る、日本猿らしき猿まわしの猿が「日常的な風景」として登場している。
- ^ “Responsible Primate-Watching for Tourists”. 20231031閲覧。
- ^ 『文楽浄瑠璃物語』竹本住太夫著 (正文館書店, 1943)
- ^ 『今日から役に立つ! 常識の「漢字力」3200』西東社、2016、p112
- ^ 『身分的周縁』塚田孝, 吉田伸之、部落問題研究所出版部, 1994, p129
- ^ 猿芝居『伯林の月 : 随筆』東郷実 著 (富山房, 1940)
- ^ 『国劇要覧』坪内博士記念演劇博物館編、梓書房、1932年
- ^ 『小沢昭一百景隨筆隨談選集: なぜか今宵もああ更けてゆく』晶文社、2004、p151
- 1 猿まわしとは
- 2 猿まわしの概要
- 3 猿回しが登場する作品
- 4 参考文献
猿芝居
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猿に衣装を着せて歌舞伎役者の真似をさせる見世物のことで、猿歌舞伎とも言われた。1785年に猿に髷と衣装をつけさせた興行が江戸境町で行われたのが最初で、評判となり京阪でも行われた。江戸の猿飼頭・小川門太夫の末裔の九代目(明治時代)によると、天保の頃、東都猿飼十二軒の中の者が年四度の御屋舗廻りの余暇に、道楽半分の余興としてやっていたという。1860年3月には、猿大夫・勝見鶴之助一座が浅草奥山で興行した引き札が残っている。 東郷実は明治後期に生まれ故郷の片田舎でも猿芝居の太閤記を見られたことを挙げ、猿芝居は当時もっとも普遍的なものであったと記している。昭和初期には猿芝居の太夫元は全国に5、6座あり、使い手を太夫、座頭格の者を大太夫と称し、太夫数名と木戶番などを合せて一座十数名、猿6、7匹、犬2、3匹が通常で、猿は純日本産、特に四国、紀州産のものが喜ばれた。小沢昭一によると、小屋掛けの舞台に何匹もの猿を並べて芝居仕立てで芸を見せる猿芝居は戦前まで見られたという。
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