ビジュアル‐ベーシック【Visual Basic】
読み方:びじゅあるべーしっく
米国マイクロソフト社が開発したプログラミング言語。グラフィックソフトのようなユーザーインターフェースにより、アプリケーションソフトの開発を容易にする工夫がなされている。VB。
ブイ‐ビー【VB】
読み方:ぶいびー
《Visual Basic》⇒ビジュアルベーシック
Visual Basic
別名:Microsoft Visual Basic,VB
Visual Basicとは、Microsoftによって提供されている、主にWindows用のアプリケーションを開発するためのプログラミング言語、ならびに統合開発環境(IDE)の名称である。
Visual Basicはプログラム言語のBASICをベースとしており、Windowsとの親和性を高く保っていることと、全般的にコーディングをしなくても比較的容易にプログラミングできる点を大きな特徴としている。Visual Basicではボタンなどのパーツを配置していくことでGUIの画面やイベント処理などが設計可能となっている。これは後にRAD(Rapid Application Development)と呼ばれ、多くの開発環境で採用されている。
WordやExcelといったMicrosoftの主要なアプリケーションソフトでは、Visual Basicの簡易版といえるマクロ言語のVBA(Visual Basic for Applications)が採用されている。また、Visual Basicをベースとして本格的なオブジェクト指向の概念が導入されたプログラミング言語であるVB.NET(Visual Basic .NET)も提供されている。
参照リンク
Visual Basic デベロッパー センター - (Microsoft)
プログラミング言語の種類: | Swift 手続き型言語 VBA Visual Basic Visual C++ Visual Studio Visual C# .NET |
Visual Basic
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/04 16:10 UTC 版)
Visual Basic (ヴィジュアル ベーシック)はマイクロソフトが1990年代に開発していたプログラミング言語およびその処理系。通常はVisual Basicまたは略してVBと呼ぶ。単体製品パッケージのほか、Visual Studioに組み込まれたパッケージもあり[2]、さまざまな種類のアプリケーション開発に用いられていた。
注釈
- ^ VBでコンソールアプリケーションを開発する場合、Windows APIを駆使する必要がある[4]。
出典
- ^ a b Support Statement for Visual Basic 6.0 | Microsoft Docs
- ^ 連載:プロフェッショナルVB.NETプログラミング 第1回 さらなる進化を遂げたVisual Basic(3/6) - @IT
- ^ VB Visual Basicの新機能の歴史1
- ^ プログラミング Visual Basicでコンソールプログラムの開発
- ^ Visual Basic で DirectX を使おう | Microsoft Docs
- ^ MSDN Online - DirectX Developer Center - DirectX for Visual Basic | Microsoft Docs
- ^ DirectX Frequently Asked Questions - Windows applications | Microsoft Docs
- ^ Cooper, Alan (1996年4月22日). “Why I am "the father of Visual Basic"”. 2017年3月8日閲覧。
- ^ “Alan Cooper Receiving the Windows Pioneer Award 1994”. YouTube (2010年9月23日). 2020年5月3日閲覧。
- ^ Lohr, Steve (2008). Go To: The Story of the Math Majors, Bridge Players, Engineers, Chess Wizards, Maverick Scientists, and Ico (revised ed.). Basic Books. p. 96. ISBN 9780786730766 . "Cooper ... gained industry recognition as the "Father of Visual Basic." (Microsoft's lawyers once sent Cooper a cease-and-desist order, demanding that he stop using that title. But after Cooper complained, Gates patched things up and even lauded him as a "Windows Pioneer" at an industry conference.)"
- ^ “The Birth of Visual Basic”. 2020年5月3日閲覧。
- ^ Waite, Mitchell (1992). The Waite Group's Visual Basic How-To. Waite Group Press. ISBN 1-878739-09-3, 978-1-878739-09-4, pp. dedication page
- ^ Visual Basic 6.0のWebツール | Microsoft Docs
- ^ Compatibility Between the 32-bit and 64-bit Versions of Office 2010 | Microsoft Docs
- ^ Marc D'Aoust (2000年12月). “Avoid Writing Tedious, Boring Code”. Microsoft. 2008年11月10日閲覧。
- ^ Andrew Troelsen (2008). Pro VB 2008 and the .NET 3.5 Platform: The expert's voice in .NET. Apress. p. 5. ISBN 1-59059-822-9
- ^ Visual Basic 6.0 ファミリ製品のライフ サイクル ガイドライン | Microsoft Docs
- ^ [Visual Studio] 開発ツール対応 OS 一覧 – Cloud and Server Product Japan Blog
- ^ Getting ready for Windows 10 – SDKs, compatibility, bridges | Building Apps for Windows
- 1 Visual Basicとは
- 2 Visual Basicの概要
- 3 概要
- 4 歴史
- 5 派生言語
- 6 パフォーマンス等の課題
- 7 サポート期限
- 8 脚注
Visual Basic
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/02 08:52 UTC 版)
「New演算子」の記事における「Visual Basic」の解説
Visual Basicには、キーワードNewが存在し、COMのクラスのインスタンス作成に用いる。 'MSXML2が参照設定されてあるものとする。Dim xd As MSXML2.DOMDocumentSet xd = New MSXML2.DOMDocument また、次のように変数の宣言と同時にインスタンスを作成し変数を初期化させることも可能である。 Dim xd As New MSXML2.DOMDocument ただし、この2つのコード例は必ずしも同じ意味を持つとは限らない。
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Visual Basic
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/07 16:28 UTC 版)
「アラン・クーパー」の記事における「Visual Basic」の解説
1988年、クーパーはWindowsユーザが"Finder"のようなシェルを構築できるようにするビジュアルプログラミング言語、コードネーム"Ruby"を製作した。彼はこれを「シェル構築セット」と呼んだ。彼はビル・ゲイツにRubyを実演し、マイクロソフトはそれを購入した。当時、ゲイツは、この技術革新は同社の製品ライン全体に「大きな影響を与える」とコメントしていた。マイクロソフトは当初、この製品をユーザ向けのシェルとしてリリースするのではなく、Windows向けのビジネスアプリケーション開発に広く使われていた同社のプログラミング言語QuickBASIC用の開発ツールに変え、Visual Basicと称することを決めていた。 クーパーの動的にインストール可能な制御機能は、Rubyではよく知られたコンポーネントであり、Visual Basic Extension(英語版)(VBX)インターフェイスとして有名になった。この技術革新により、サードパーティの開発者がウィジェット(コントロール)をDLLとして記述し、それをVisual Basicのディレクトリに置くことで、Visual Basicがそれを見つけてそれと通信し、シームレスなプログラムの一部としてユーザーに提示することが可能となった。ウィジェットはツールパレットや適切なメニューに表示され、ユーザはそれをVisual Basicアプリケーションに組み込むことができる。VBXインターフェイスの発明は、これらの「動的にインストール可能なコントロール」のベンダーにとって、全く新しい市場を生み出した。クーパーの仕事の結果、1990年代には多くの新しいソフトウェア会社がWindowsソフトウェアを市場に送り出すことができた。 Visual Basic について書かれた最初の本The Waite Group’s Visual Basic How-Toはクーパーに捧げられており、著者のミッチェル・ウェイト(英語版)はこの本の中でクーパーを「Visual Basicの父」と呼んでいる。 1994年、ビル・ゲイツはソフトウェア業界への貢献を称えて、クーパーにWindowsパイオニア賞(英語版)を授与した。プレゼンテーションの中で、ゲイツはVBXインターフェイスを作成したクーパーの革新的な仕事を特に重要視した。1998年、SVForumはクーパーにビジョナリー賞を授与した。
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Visual Basic
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/28 03:57 UTC 版)
「ソフトウェアプロトタイピング」の記事における「Visual Basic」の解説
ラピッドプロトタイピングのツールとして Visual Basic も使われる。Visual Basic はプログラミング言語だが、次のような機能があるためプロトタイプ作成に適している: 対話的かつ視覚的なユーザインタフェース設計ツール ユーザインタフェース部品と実行機能を容易に結合可能 学習と利用が容易な言語(BASIC) 既存ソフトウェアの修正が容易 インタプリタが基本であるため、コンパイル時間を待つ必要がなく、迅速な開発に向いている。この特徴は性能を求められる最終製品には不向きだが、プロトタイプでは性能は求められない 欠点は以下の通り: Visual Basic はオブジェクト指向ではなく、UMLのような一般的記法と相性がよくない。 従って、プロトタイプを使ってUMLモデルを検証することはできず、最近の開発では使われることが減ってきている。 ユーザインタフェースと実行機能が密に関連しているため、そこからビジネスロジックを抜き出すのが難しい。 従って、プロトタイプを使ってビジネスロジックを文書化できない。 SQLを使っている場合、それが内部に組み込まれているため、モデルの変更に対応して検証することが困難。 ルック・アンド・フィールはある程度固定的であるため、自由度が低い。
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Visual Basic
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 16:09 UTC 版)
「Microsoft Visual Studio」の記事における「Visual Basic」の解説
もともとはQuickBASICを拡張したVisual Basic言語を採用していた製品であったが、Visual Studio .NET (2002) からは.NET Frameworkに対応・移行したVisual Basic .NET言語を採用している。古くからRADに対応していたのが特徴である。
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Visual Basic
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/27 00:26 UTC 版)
「this (プログラミング)」の記事における「Visual Basic」の解説
Visual Basicでは Me が使われる。
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Visual Basic (VB6)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/13 09:11 UTC 版)
「ユニットテスト・フレームワーク一覧」の記事における「Visual Basic (VB6)」の解説
記事参照 Visual Basic For unit testing frameworks for VB.NET, see the .NET programming languages section. 名前xUnitウェブサイト備考vbUnit Visual Basic and COM objects vbUnitFree Visual BasicとCOMオブジェクト VbaUnit Visual Basic for Applications ExcelVbaUnit VbaUnitに類似するが、Excel VBAに限定されている(Excelのアドインとして作成されている。)。 TinyUnit Visual Basic 6、VB .NET及びPHP5 SimplyVBUnit Yes Visual Basic 6のユニットテスト・フレームワークで.NET向けのNUnitを模している。
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Visual Basic
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 06:06 UTC 版)
「条件演算子」の記事における「Visual Basic」の解説
Visual Basic(2008より前)、VBAには演算子はないが、同じように使える関数 Iif がある。 Iif(<条件式>, <真式>, <偽式>) ただし条件演算子と違い、真式・偽式いずれも関数の引数なので、条件式の真偽にかかわらず双方とも評価される。条件に合わない側の値は捨てられるので値に影響はないが、真式・偽式に副作用がある(何か出力する、グローバル変数を書き換えるなど)場合は挙動が異なってくる。 Visual Basic 2008以降には、条件演算子と同様の短絡評価をおこなうIf演算子がある。 If(<条件式>, <真式>, <偽式>)'またはIf(<式1>, <式2>) 3引数の場合は、if-then-elseと同様の意味である。2引数の場合は、式1がNothingでない場合は式1の値を、式1がNothingの場合は式2の値を返す。
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Visual Basic (.NET)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 14:21 UTC 版)
「インデクサ」の記事における「Visual Basic (.NET)」の解説
Visual Basic においては、Defaultキーワード付きのインデックス付きプロパティがインデクサとしてアクセス可能となる。 Public Class StringArray Private m_Item As String() = New String(10) {} ' Defaultが宣言されたインデックス付きプロパティはインデクサとしてアクセス可能 Default Public Property Item(index As Integer) As String Get Return m_Item(index) End Get Set(ByVal value As String) m_Item(index) = value End Set End PropertyEnd Class Dim obj As StringArray = New StringArray ' getアクセス Dim str As String = obj(1) ' setアクセス obj(2) = str
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Visual Basic
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 17:59 UTC 版)
「sizeof」の記事における「Visual Basic」の解説
Visual Basicでは、Len関数などが存在する。Lenは文字列を引数に与えると文字列の長さを返すが、その他の型の変数を与えると変数の大きさを返す。
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