東京国際アニメフェア
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東京国際アニメフェア Tokyo International Anime Fair | |
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イベントの種類 | 見本市 |
通称・略称 | TAF(タフ) |
旧イベント名 | 新世紀東京国際アニメフェア21 |
開催時期 | 毎年3月 |
初回開催 | 2002年2月 |
最終開催 | 2013年3月 |
会場 | 東京ビッグサイト |
主催 | 東京国際アニメフェア実行委員会 |
協賛 | 実行委員一覧を参照 |
プロデューサー | 実行委員長:猪瀬直樹(東京都知事) |
来場者数 | 13万3000人(2010年) |
東京ビッグサイトへの交通アクセス | |
最寄駅 |
りんかい線国際展示場駅 ゆりかもめ東京ビッグサイト駅 |
直通バス | 有 |
駐車場 | 有 |
公式サイト |
概要
東京都や日本動画協会をはじめとするアニメーション事業者団体で構成される「東京国際アニメフェア実行委員会」が主催。実行委員会委員長は東京都知事が務めていた。
日程はアニメ関係者による商談を目的とし一般人が入場できない「ビジネスデー」と、一般人の入場が可能な「パブリックデー」に分けられていた。参加各社(各種学校なども含む)による作品関連の紹介やイベント(会場内に特設イベントステージも設置)、物販などが行われていた。
第1回は2002年に「新世紀東京国際アニメフェア21」の名称で開催され、第2回以降は「東京国際アニメフェア2003」のように最後に西暦を付けた名称になっていた。
また、アニメ作品や関係者を表彰する「東京アニメアワード」の表彰式も会場内にて行われていた。
2013年はコスプレエリアを設置し、コスプレ世界一を決める「世界コスプレサミット」の日本代表選考会予選を初開催[3]。
開催規模
各年の来場者数と出展者数は以下の通りである[4]。
回数 | 開催期間 | 来場者数(人) | 出展者数 |
---|---|---|---|
第1回 | 2002年2月15日〜17日 | 5万0163 | 104 |
第2回 | 2003年3月19日〜22日 | 6万4698 | 138 |
第3回 | 2004年3月25日〜28日 | 7万2773 | 166 |
第4回 | 2005年3月31日〜4月3日 | 8万3966 | 197 |
第5回 | 2006年3月23日〜26日 | 9万8984 | 256 |
第6回 | 2007年3月22日〜25日 | 10万7713 | 270 |
第7回 | 2008年3月27日〜30日 | 12万6622 | 289 |
第8回 | 2009年3月18日〜21日 | 12万9819 | 255 |
第9回 | 2010年3月25日〜28日 | 13万2492 | 244 |
(2011年は東日本大震災の影響により開催中止) | |||
第10回 | 2012年3月22日〜25日 | 9万8923 | 216 |
第11回 | 2013年3月21日〜24日 | 10万5855 | 223 |
放送
テレビ番組
東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)では、毎年東京アニメアワード公募部門受賞作を特番で放送している。また2006年7月から2007年6月には公募作や国内外のコンペティションでの受賞作などを取り上げた番組『CREATOR’S WORLD』を週1回放送していた。2013年はNOTTVにてアニソンライブ生中継が放送された。
- TAF2006
- 「ANIME〜Tokyo International Anime Fair 2006〜」(2006年5月4日・5日)
- TAF2007
- 「ANIME〜Tokyo International Anime Fair 2007〜」(2007年5月3日・4日)
- TAF2008
- 「東京国際アニメフェア〜アニメアワード2008〜」(2008年5月5日)
- TAF2009
- 「東京国際アニメフェア〜アニメアワード2009〜」(2009年5月5日)
- TAF2010
- 「東京国際アニメフェア アニメアワード2010グランプリ 〜発見!アニメアワード作品の世界〜」(2010年5月5日)
- TAF2013
- 「NOTTV presents アニソンSPライブ〜王道〜」(2013年3月24日)
公式ラジオ番組
東京国際アニメフェアは、公式ラジオ局を文化放送に指定している。超!A&G+(インターネットストリーミング配信。2011年3月まではDRP 東京9302ch)ではアニメフェア開催に向けた情報番組の放送や開催当日にアニメフェア「文化放送ブース」から、特別番組の公開生放送を実施している。
TAF2008
- 東京国際アニメフェア2008 超!ステーション(2008年3月29日・30日[TAF2008 パブリックデー]) - TAF2008「文化放送ブース」からの公開生放送
TAF2009
- 東京国際アニメフェア2009 超!ステーション(2008年4月10日〜2009年3月26日)
- カウントダウンto東京国際アニメフェア2009(2009年3月4日・11日 23:30〜24:30、18日 15:00〜16:00[TAF2009 ビジネスデー])
- 東京国際アニメフェア2009 超!ステーションスペシャル(2009年3月20日・21日[TAF2009 パブリックデー]) - TAF2009「文化放送ブース」からの公開生放送
TAF2010
- 東京国際アニメフェア2010 超!ステーション(2009年4月12日〜2010年4月4日)
- 東京国際アニメフェア2010 TAF☆TAHのLET'S TOUGH(2010年2月7日〜3月21日・4月4日 日曜日 23:00〜23:30)
- 東京国際アニメフェア2010 超!Station スペシャル(2010年3月27日・28日[TAF2010 パブリックデー]) - 文化放送のスタジオとTAF2010「文化放送ブース」を結んでの生放送
TAF2011
- 東京国際アニメフェア2011 超!ステーション(2010年4月11日〜2011年3月27日)
TAF2012
- 東京国際アニメフェア2012 超!ステーション(2011年4月3日〜2012年4月8日)
- 東京国際アニメフェア2012 超!Station スペシャル(2012年3月24日・25日[TAF2012 パブリックデー]) - TAF2012「文化放送ブース」からの公開生放送
TAF2013
- 東京国際アニメフェア2013 超!ステーション(2012年4月15日〜9月30日)
- 2012年10月以降は単発特番となった。
公式テーマソング
開催年 | 曲名 | 歌手 |
---|---|---|
2010年 | 「Happy place」[2] | えりゆか[メンバー 1] |
2011年 | (開催中止のため、製作せず) | |
2012年 | 「タフな空へ!!!」[3] | 仁王[4] |
2013年 | 「姫(キミ)に届け」[5] | アルスマグナ[6] |
注釈
ユニットメンバー
出典
- ^ 世界最大級のアニメイベント「東京国際アニメフェア2010」開幕、244社が出展
- ^ 石原都知事の政策 東京国際アニメフェア
- ^ 2013年3月21日 毎日新聞デジタル東京国際アニメフェア:コスプレエリアを新設 サミット予選を初開催
- ^ “過去の開催情報”. 東京国際アニメフェア. 2011年8月24日閲覧。
- ^ a b “コミック10社:東京アニメフェアをボイコット 集英社、小学館など「石原知事に不信感」と緊急声明”. MANTANWEB(まんたんウェブ)(毎日新聞社). (2010年12月10日). オリジナルの2010年12月13日時点におけるアーカイブ。 2010年12月11日閲覧。
- ^ a b “東京アニメフェア:コミック10社会が参加拒否の緊急声明”. 毎日jp(毎日新聞社). (2010年12月10日). オリジナルの2012年7月14日時点におけるアーカイブ。 2010年12月11日閲覧。
- ^ “東京国際アニメフェア参加拒否=都の漫画規制案に抗議-出版10社”. 時事ドットコム(時事通信社). (2010年12月10日) 2010年12月11日閲覧。
- ^ “漫画の主要出版社、東京アニメフェア参加を拒否”. YOMIURI ONLINE(読売新聞). (2010年12月10日) 2010年12月11日閲覧。
- ^ “自社漫画のアニメ化作品も出展拒否=都の漫画規制に抗議-集英社”. 時事ドットコム(時事通信社). (2010年12月13日) 2010年12月13日閲覧。
- ^ アニメフェア、抗議の出展拒否 東京都は作り手の声聞け 高津祐典
- ^ “山形農業視察&『東京国際アニメフェア』”. 菅総理官邸ブログ(KAN-FULL BLOG) (2010年12月13日). 2010年12月13日閲覧。
- ^ “賛成多数で可決 都の漫画規制条例成立”. (2010年12月15日) 2010年12月15日閲覧。
- ^ 性描写漫画販売規制 東京都の条例改正案が可決、成立 朝日新聞 2010年12月15日
- ^ 都青少年育成条例問題:アニメフェア「実行不可能な事態」事務局の日本動画協会も“反旗” 毎日新聞 2010年12月21日
- ^ 日本動画協会が東京都青少年健全育成条例改正に声明文、アニメフェア中止も RBB Today 2010年12月21日
- ^ 『アニメ コンテンツ エキスポ』開催に関するお知らせ(角川書店公式サイト)
- ^ 週プレNEWS 2011年12月27日 出版社 VS 石原都政がもたらした“アニメフェアの分裂”アニメ関係者たちの意外なホンネ
- ^ “東京国際アニメフェア:参加91社減少 都条例改正が影響”. (2011年1月26日). オリジナルの2012年7月11日時点におけるアーカイブ。 2011年1月26日閲覧。
- ^ “「アニメフェア」展示ブース激減 25社“ボイコット” ITmedia NEWS(産経新聞)”. (2011年1月26日) 2011年1月26日閲覧。
- ^ 産経新聞 2012年3月25日
- ^ 「東京国際アニメフェア 2011」開催全面中止のお知らせ 東京国際アニメフェア実行委員会(PDF)
- ^ 東京国際アニメフェア2012来場者数
- ^ “アニメコンテンツエキスポ:総来場者数は4万2000人”. 毎日新聞デジタル. (2012年4月2日) 2012年4月7日閲覧。
- ^ 2013年3月24日 アニメ!アニメ!「東京国際アニメフェア閉幕 期間来場者数は10万5855人 大台を回復」
- ^ 2013年4月1日 アニメ!アニメ!「アニメコンテンツエキスポが大盛況 来場者数7万人超 前年比70%増」
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