ホモ・サピエンス・イダルトゥ ホモ・サピエンス・イダルトゥの概要

ホモ・サピエンス・イダルトゥ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/25 22:24 UTC 版)

ホモ・サピエンス・イダルトゥ
生息年代: 更新世 , 0.16 Ma
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 霊長目(サル目Primate
亜目 : 真猿亜目 Haplorhini
下目 : 狭鼻下目 catarrhini
上科 : ヒト上科 Homoinoidea
: ヒト科 Hominidae
亜科 : ヒト亜科 Homininae
: ヒト族 Hominini
亜族 : ヒト亜族 Hominina
: ヒト属 Homo
: ヒト H. sapiens
亜種 : イダルトゥ
idaltu
学名
Homo sapiens idaltu
White et al.2003
発見場所

発見

ティム・ホワイト (Tim White)、東京大学諏訪元らのグループがエチオピアアファール低地 (Afar Depression) にあるアワッシュ川中流域 (Middle Awash) のヘルト・ボウリ (Herto Bouri) で1997年に発見し2003年に科学雑誌『ネイチャー』に発表した。保存の良好な頭蓋が3個体出土している。放射年代測定により、およそ16万年前と年代決定された。

系統関係

外形的特徴は古い形質を残しているが、レベルの違いではないと判断され、ホモ・サピエンス亜種となった。ハイデルベルク人から進化したホモ・サピエンスの最古のものと解釈される。やや原始的な形質は残しているものの旧人段階ではなく、初期の新人段階にあると考えられる。現生人類の遺伝的多様性がきわめて小さいことは、人類のアフリカ単一起源説に基づけば、イダルトゥの1グループがボトルネック効果により選択された子孫であると説明される。

名称

イダルトゥは発見地エチオピアアファール語で「年長者」を意味する。日本語のヘルト人は発見地の地名を採っている。

関連項目

参考文献




「ホモ・サピエンス・イダルトゥ」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ホモ・サピエンス・イダルトゥ」の関連用語

ホモ・サピエンス・イダルトゥのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ホモ・サピエンス・イダルトゥのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのホモ・サピエンス・イダルトゥ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS