士とは? わかりやすく解説

さむらい〔さむらひ〕【侍/士】

読み方:さむらい

《「さぶらい」の音変化

武芸をもって貴族武家仕えた者の称。平安中期ごろから宮中や院を警固する者をいうようになり、鎌倉・室町時代には凡下(ぼんげ)(庶民)と区別される上級武士をさした。江戸時代になって幕府旗本諸藩中小姓上の称となり、また、士農工商のうちの士身分をいう通称ともなった武士

侍所(さむらいどころ)」の略。

並みの人ではちょっとできないようなことをやってのける人。「彼はなかなかの—だよ」

[補説] 書名別項。→侍


し【士】

読み方:し

[音](漢) ジ(呉) [訓]さむらい

学習漢字5年

[一]〈シ〉

成人した男子また、学識徳行のあるりっぱな男子。「士女隠士義士国士志士紳士人士壮士文士名士

古代中国官吏の一。大夫より下の階級。「士大夫

別の資格技術を身につけた人。「学士棋士修士博士(はくし)・弁士

さむらい。「士分騎士郷士(ごうし)・武士浪士

軍人。「士官士気戦士兵士勇士

自衛隊の兵の称。「海士空士陸士

[二]〈ジ〉[一]に同じ。「衛士(えじ)・居士(こじ)」

名のりあき・あきら・お・おさむ・こと・さち・ただ・つかさ・と・のり・ひと・まもる

難読海士(あま)・徒士(かち)・博士(はかせ)・武士(もののふ)


し【士】

読み方:し

男性男子また、特に学問道徳などを身にそなえた尊敬値する人物。「—に一定の論あり」「同好の—を募る」「博学の—」

さむらい武士。「—農工商」

中国周代支配階級のうち、大夫の下の身分

一定の資格職業の人。「弁護—」「イエズス会—」


じ【士/仕】

読み方:じ

〈士〉⇒し

〈仕〉⇒し


士 (曖昧さ回避)

( から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/12 20:54 UTC 版)

(し)

  • - 古代中国社会における統治階層。
  • 武士の通称。また、別称であるを指す場合もあり、この場合には(さむらい)と呼ばせる用法もある。
  • 日本語における数字の11に関する古い俗称。漢数字の11(十一)を縦書きにした場合「」と類似することによる。グレゴリオ暦大小246911月)を「西向く士(さむらい)」と俗称するのはこれに由来する。大小暦も参照。
  • 士 (自衛隊) - 日本の自衛隊における階級区分の一つ。
  • 士 (姓) - 漢姓のひとつ。
  • 一定の資格を取得した職業の人の事。弁護士会計士整備士など。
  • 士部 - 漢字の部首の一つ。
  • 仕 (シャンチー) - シャンチー(中国象棋)の駒の一つ。紅方は「仕」、黒方は「士」と表記される。
  • 士 (チャンギ) - チャンギ(朝鮮将棋)の駒の一つ。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 07:58 UTC 版)

チャンギ」の記事における「士」の解説

先手後手ともに士(사、サ)。楚・漢と同じ動きを持つ。士も宮から出ることは出来ない。そのため完全に守り専門の駒である。

※この「士」の解説は、「チャンギ」の解説の一部です。
「士」を含む「チャンギ」の記事については、「チャンギ」の概要を参照ください。


士(し)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 06:55 UTC 版)

天保異聞 妖奇士」の記事における「士(し)」の解説

鉞の刃の部分を下にした形。その大きいものが「王」である。「王」「士」共に、身分を示す儀器である。

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士(サムライ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 09:28 UTC 版)

百花繚乱 SAMURAI GIRLS」の記事における「士(サムライ)」の解説

武や軍略優れている先祖持ちその先祖の名を継いでいる、もしくはその武家の出の人間のこと。体のどこかに桜の花の痣があり、士は女子からのみ出現する。その理由は、士と対となる将が男子から出現するためである。剣姫化すると、痣はその将の体に刻まれている徴になる。

※この「士(サムライ)」の解説は、「百花繚乱 SAMURAI GIRLS」の解説の一部です。
「士(サムライ)」を含む「百花繚乱 SAMURAI GIRLS」の記事については、「百花繚乱 SAMURAI GIRLS」の概要を参照ください。

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