JR西日本発足以後
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1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR各社および新幹線鉄道保有機構発足。山陽新幹線は全線が西日本旅客鉄道(JR西日本)に継承され、大阪新幹線運転所・岡山新幹線運転所・広島新幹線運転所が同社新幹線運行本部、博多総合車両部が同社福岡支社の管轄となる。博多総合車両部は博多総合車両所に改称。小倉 - 博多間に関して「新幹線振替票」を交付。 1988年(昭和63年)3月13日:新尾道駅・東広島駅が開業。「ウエストひかり」が運転開始(4往復)。 4月1日:「新幹線振替票」が廃止。組織改正に伴い、大阪新幹線運転所が本社直轄、岡山新幹線運転所が岡山支社、広島新幹線運転所が広島支社に移管(大阪新幹線運転所は、後に大阪支社に移管)。 1989年(平成元年)3月11日:ダイヤ改正により次のように変更。100N系V編成「グランドひかり」が運転開始。最高速度230 km/h運転により、所要時間は東京駅 - 博多駅間が5時間47分、新大阪駅 - 博多駅間が2時間49分。 JR東海の100系G編成が乗り入れ開始。東京駅 - 広島駅間の「ひかり」4往復に充当。 「ウエストひかり」が7往復に増発。 1990年(平成2年)3月10日:ダイヤ改正により、次のように変更。「グランドひかり」1日3往復に増発。 「ウエストひかり」9往復に増発。 姫路 - 広島・博多間に「こだま」4往復が新設。 4月1日:博多 - 博多総合車両所間の回送線を活用し、博多南線(博多駅 - 博多南)の旅客営業開始。 1991年(平成3年)3月16日:ダイヤ改正により、「ウエストひかり」が10往復に増発され、全列車が新神戸に停車するようになる。新大阪駅 - 広島駅間で0系R編成6両による「シャトルひかり」が運転開始。 10月1日:JR西日本が新幹線鉄道保有機構から新幹線施設を買い取り。 1992年(平成4年)3月14日:「グランドひかり」が増発され、新大阪駅 - 博多駅間の「ひかり」1往復にも充当。「シャトルひかり」が博多駅まで延長。 8月8日:高速試験電車「WIN350」(500系900番台)が国内最高速度(当時)となる350.4 km/hを記録する。 1993年(平成5年)3月18日:ダイヤ改正により、山陽新幹線でも「のぞみ」が運転開始(東京駅 - 博多駅間に毎時1本)。所要時間は東京駅 - 博多駅間が5時間4分、新大阪駅 - 博多駅間が2時間32分。これに合わせてJR西日本でも300系(3000番台 / F編成)を投入。「シャトルひかり」と通勤用「こだま」が増発。 1994年(平成6年)12月3日:ダイヤ改正。「ウエストひかり」全12両化。名古屋駅 - 広島駅間で「ひかり」が増発。 1995年(平成7年)1月17日:兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)により不通。始発列車前に発生したため乗客への直接の被害は免れた。 1月18日:新大阪駅 - 姫路駅間をのぞいて運行再開。 1月20日:新大阪駅 - 姫路駅間で加古川線・播但線などにより迂回乗車を実施。なお、全線復旧までは山陽新幹線では「のぞみ」は運行されなかった。また、車内販売などの営業も行われなかった。 4月8日:新大阪駅 - 姫路間が復旧し全線で運行を再開。 4月28日:ユレダスの使用を新大阪駅 - 西明石駅間で開始。 7月21日:「こどもサロン」を連結した「ファミリーひかり」(0系R編成6両)が運転開始。 1996年(平成8年)3月16日:ダイヤ改正。「ひかり」の全列車が新神戸駅停車。「ひかり」の停車駅を大幅に見直し。2時間に1本ある東京駅 - 広島駅間「ひかり」に300系を投入、スピードアップ。 11月28日:ユレダスが全線で使用開始。 1997年(平成9年)3月22日:500系が「のぞみ」として運行開始し、新大阪駅 - 博多駅間を2時間17分に短縮。0系Q編成4両が小倉駅 - 博多駅間の「こだま」で運転開始。 5月6日:午前2時5分ごろ、岡山新幹線運転所構内で入換作業中の0系が、約25 km/hで車止めを突破して市道を横切り停止限界から40 m暴走する事故が発生。運転士の居眠り運転による信号冒進が原因とされる。 11月29日:ダイヤ改正により次のように変更。500系が東京駅 - 博多駅間の「のぞみ」3往復で運転開始。所要時間は東京駅 - 博多駅間が4時間49分。 「ひかり」の停車駅見直しにより、新倉敷駅・新尾道駅・三原駅・東広島駅・新岩国駅は「こだま」のみの停車に。 東京駅 - 岡山駅間の「ひかり」に300系投入し、スピードアップ。 広島駅 - 博多駅間の「こだま」にも0系Q編成を投入。 1998年(平成10年)3月14日:ダイヤ改正により、500系「のぞみ」が東京駅 - 博多駅間で5往復に増発。 10月3日:ダイヤ改正により、500系「のぞみ」が東京駅 - 博多駅間7往復に増発。山陽新幹線から100系X編成撤退。 1999年(平成11年)3月13日:厚狭駅が開業。ダイヤ改正により次のように変更。700系(当初はJR東海所有のC編成のみ)が「のぞみ」として東京駅 - 博多駅間の3往復で営業運転開始。所要時間は東京駅 - 博多駅間が4時間57分、新大阪駅 - 博多駅間が2時間25分。 名古屋駅 - 博多駅間に「のぞみ」を新設。 6月27日:小倉駅 - 博多駅間の福岡トンネル内でコンクリート片が剥落、通過中の下り列車屋根に衝突(福岡トンネルコンクリート塊落下事故)。以降、高架橋やトンネル壁面からのコンクリート片剥落が相次ぐ。 7月1日:ダイヤ改正。700系「のぞみ」が東京駅 - 博多駅間で5往復に増発。 7月2日:鹿児島本線・枝光駅 - 八幡駅間のルート変更に伴う営業キロの変更(1.0 km短縮)に伴い、新幹線における小倉駅 - 博多駅間の営業キロも同様に変更。 8月22日:0系NH編成16両が新大阪駅 - 博多駅間で最後の営業運転。 10月2日:ダイヤ改正により、700系「のぞみ」が5往復増発され、東京駅 - 博多駅間の「のぞみ」は500系と700系になる。「ひかり」359号・365号・354号・362号でサイレンスカーの試行開始。 11月8日 - 12月15日:山陽新幹線のトンネル安全総点検により、広島駅 - 博多駅間などで一部の列車の運転を取りやめ。
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