除籍車両
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デ7000形デ7051、デ7052、デ7053 1961年製造。富山地方鉄道7000形電車とほぼ同型だが、乗降扉が車端にある。設計を流用したため、中央扉を最後部に移設しただけのような外観で、車掌小窓もそのまま残された感じになっている。なお、当形式の番号が50番台から始まっているのは、当時富山地方鉄道射水線との乗り入れを行っていたことから先の7000形と番号が被らないようにしたためである。「7050形」と記述されることもある。 デ7060形デ7061、デ7062 1965年製造。富山地方鉄道7000形電車とほぼ同型だが、かつては射水線乗り入れ時に連結運用するための連結器があり、総括制御可能であったことから区別されている。 デ7070形デ7072 1967年製造。初代アニマル電車。加越能鉄道時代の1994年に存廃問題で揺れていた渦中に、一般応募で、当時小学校5年生の女の子が描いた十二支とネコの作品が選ばれ、夢のある存続のシンボルとして運行された。 デ5010形デ5022 1950年製造。かつては射水線の主力車両でもあり、高岡駅前から富山市内まで直通運転していた。1966年射水線切断時に5022も含む14両が加越能籍で移っていたが、1967年デ7070形6両が竣工すると、デ5027 - 30、37 - 40の8両が富山地方鉄道に戻り、5021 - 26の6両が加越能鉄道に残った。1971年に伏木線が廃止されると余剰となり、5022を除き全車廃車となった。残された5022は同年に除雪専用車に改造され、電動機を2基追加して出力を38kW×4基と増強、車内に凍結防止剤(塩化カルシウム)を散布する機械を設置、前後にスノープロウを装着した。1992年に車両としては車籍廃車となり移動機械の扱いとなっていたが、車齢が製造から60年以上経っていることから老朽化は避けられず、2012年の稼働が最後となった。しかし最後のデ5010形の生き残りであることから産業遺産として保存されることが決まり、復元工事ののち2018年10月13日より高岡市吉久の『TEKリトルパーク』に展示されることになった。 デ7072「アニマル電車」(2008年) デ5010 除雪用でラッセルヘッドを装備(2008年)
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除籍車両
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 09:51 UTC 版)
東武バス森林公園出張所は全車日野車が配置されていたが、移管時には所属していた大型車の多くが転出し、代わりに他営業所から集められた低年式の車両が川越観光に移籍となったため東武バス森林公園出張所所属車で川越観光に移籍した大型車は28台中わずか7台であった。東武バスから移籍した大型車は日野車(全車日野・ブルーリボン・U-HT2MMAA)といすゞ車(全車いすゞ・キュービック富士重工7E車体・U-LV324L)が半々程度だったが、中型車は東武バスからの移籍車両が全車とも日野車に揃えられた。移籍後は東武バスカラーに東武バスのロゴマーク部分に「川越観光」のステッカーを貼り付けて対応したが、大型車は後述の0321〜0324号車を除き全車ともに廃車まで塗装変更はされなかった。なお1027号車に限っては東武バス時代に森林公園営業所エリア内のラッピング広告車であったため、同年式前後の所属車両が東武バスの他営業所に転属したなかで川越観光バスに移籍した異例の存在である。比較的年式が新しかったこともあり移籍大型車の中では唯一、方向幕をLED表示器に改造され他の大型車が置き換えられていく中、2006年にラッピング広告が解除となった後も、2008年春まで活躍した。 なお、森林公園営業所発足時直前に国際ハイヤー(現国際十王交通)から2台のU-LV324Lが移籍し(いずれも元東武バス車両)森林公園営業所開設に伴う乗務員訓練用車両として使用された後、1028、1029号車として在籍していたが、予備車としての性格が強く2003年11月に廃車となった。森林公園営業所開設に伴う乗務員訓練用車両としては、茨城急行バスから日野ブルーリボンP-HT235も移籍し使用されたが、営業運転には用いられること無く2002年4月に廃車となっている。 西武学園文理高等学校スクールバス専用車も存在していた。以前の川越営業所が存在していた時代、東武バスから移管された路線をスクールバス路線として引き継いだ際に導入し、東武バスから移籍したLV314の前中扉車が4台在籍(社番0321 - 0324号車)していたが、こちらもすでに引退済み。ただし、この専用車は、0324号車を除いて朝日グループカラーを纏っていたがバンパーが黒色になっているなど異端な存在であった。主にスクールバス運用に対応しており、0324号車については、西武文理学園オリジナル塗装を纏っていた。また、スクールバス運用以外にも、越生駅 - 黒山線などの多客時輸送やイベント輸送に用いられることもあった。上記4台も、排気ガス規制による置換えで引退している。 和光市市内循環バスの運行について東武バスから移管を受けたことがあった。この時運用されていたのは、日産ディーゼル・RN(KC-RN210CSN)7m級ワンステップバス3台であった。しかし、2002年以降、営業所からの距離が遠すぎるために東武バスウエスト新座営業所の敷地を借りて留置したことなどから2003年(平成15年)に車両を含め再び東武バスへ移管している。 上尾市市内循環バス(ぐるっとくん)用に日産ディーゼル製(車体は西日本車体工業製)CNG車4台(2020・2021・2026・2030)が在籍していたが、2006年10月1日に東武バス上尾営業所へ移管されたことに伴い車両も譲渡された。 東武鉄道より2001年に移管を受け転籍した東松山市内循環バスのリエッセ・初代3001号車は2007年4月に除籍となった後も3002号車は残り、梨のペイントを剥がし、フロントには貸切時代の「KAWAGOE」と表記の上貸切登録に切り替わりICカード対応改造を受け、各循環路線共通予備車として在籍していたが、2015年に除籍された。 主に目白台団地循環線に使用されていた小型路線車、日野リエッセ3003号車も廃車となった(同車は以前東松山市内循環用の予備車として運用されることもあった) 初期の中型路線車にも廃車が出ており、川越観光が路線バス事業を開始した際導入されたいすゞKC-LR333J(富士重工ボディ・1998年式)2台(2016・2017)が2007年7月に除籍されているほか、1999年に導入した2023号車(いすゞジャーニーK)も2013年3月に除籍。最後まで残ったツーステップ自社導入中型路線車2018号車も除籍された。 移管時に東武バスから移籍した中型車(全車日野KC-RJ1JJAA)や、初期の中型ATワンステップバスも廃車や他社移籍が進んでいる。1999年に導入された4枚折戸の日野レインボーワンステップ車2022・2024・2025号車も2015年までに除籍された。 初代桶川市内循環バス用CNGノンステップバス社2027号車は2009年に一般路線カラーへ塗り替え・一部改造を受け、主にパークタウン五領線やマイタウン循環線の他西武文理線特定運用にも使用されていたが、除籍されている。 高速バスの坂戸・川越 - 成田線運行開始時に予備車として導入された、東北急行バスより移籍したいすゞ・スーパークルーザーU-LV771R、5003号車は2007年に除籍されている。 貸切専業時代に導入され専業時代の社番付与をされていた0825号車及び、2009年に3桁社番で導入された828号車(いずれも日野リエッセ・トップドア)および中型貸切サロンカー社829号車も除籍されている。 2013年に導入された社831号車は2015年に除籍された。 2003年に導入された社1030号車(いすゞ・エルガ)は2010年に除籍、国際十王交通に移籍した。(現、国際十王交通 社3000号車) 2028 日野レインボー KK-RJ1JJHK 1027号車 2026号車(上尾市内循環バス「ぐるっと君」用) 2014号車 中型貸切車 社829号車 小型貸切車 社3002号車 小型貸切車 社3002号車の貸切表示
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