復元工事とは? わかりやすく解説

復元工事

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/04 00:22 UTC 版)

箕作阮甫旧宅」の記事における「復元工事」の解説

箕作阮甫旧宅は、史跡指定され当時すでに建物全体老朽化して雨漏り損傷激しかったため、根本的に解体復元検討された。解体の際には、旧来の構造や阮甫が居住していた当時様式復元することが求められたが、当時遺構調査によっても知ることはできなかった。そのため、江戸時代末期町家復元方針定め解体時の実測調査資料残存している痕跡近隣の町家などを参考に、旧来の工法手法感覚尊重して復元工事が行われた。 なお、解体時に墨書類は発見されておらず、一部番付見つかったのみである。 総事業費 22,815,000解体 着工 1975年昭和50年3月18日 / 竣工 1975年昭和50年3月28日 復元 着工 1975年昭和50年12月27日 / 竣工 1976年昭和51年12月25日 礎石分布をみると、旧宅建物全体的に小型の川石を使用したひじょうに簡略な造りをしていた。大黒柱には、山石が使われており、これが礎石なかでもっとも大きなのである母屋は、解体前土間東側増設されていた部屋取り除き従来の状態に復元された。中二階にも後に改築され痕跡があったため、旧来の吹き抜け復元された。正面入り口は、解体前には間口いっぱい板戸据えられていたが、近隣の町家を参考西側二間分を格子窓とし、東側二間分を潜り戸備えた板戸とする旧来の形復元された。 離れ家は、解体前には住居として使用されており、東一間増築されたもので、かつては土蔵であったことが使用されていた材や痕跡から確認されたため、こちらも復元にあたって土蔵戻された。 風呂は、解体前のものは比較新しレンガ造りであったため、旧来の状態を尊重し撤去された。 便所南側渡り廊下老朽化激しく屋根はほとんど失われていたが、使用材、痕跡等から復元された。便所北側渡り廊下は、土蔵改築された際に後設されたものであったため、取り払われた。また、便所井戸北側設置されていた物置下屋は、いずれも再使用古材で後に増設されたものであったため、撤去された。 なお、塀については、旧来存在しなかったが、防災防犯観点から新たに新設された。付帯設備である照明コンセント火災報知器防犯ベル給水屋外消火栓排水設備は、史跡全体調和崩さないように配慮しつつ、新たに付加された。

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復元工事

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/26 15:12 UTC 版)

京終駅」の記事における「復元工事」の解説

1898年明治31年開業以来木造平屋建駅舎残されてきたが、2017年平成29年)にJR西日本から奈良市無償譲渡され奈良市によって駅舎の復元工事が進められた。2018年平成30年3月9日第1期工事完成し待合室供用開始された。2019年平成31年1月、復元工事が完了し観光案内所併設された。駅舎および周辺整備工事同年2月完了している。

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復元工事

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 06:48 UTC 版)

鈴木屋敷」の記事における「復元工事」の解説

1942年最後当主病死し藤白鈴木氏嫡流断絶した後も屋敷残されたが、次第老朽化台風被害が目立つようになった。そこで、復元構想何度も浮上したが、膨大な工事費用がネックとなった2013年5月22日開催第7回全国鈴木サミット&鈴木フォーラムにおいて、全国200万人ほどいるとされる鈴木さん」に、朽ち果てた鈴木屋敷復元のための寄付呼びかけられた。自動車メーカースズキの鈴木修会長社長フォーラム参加し、「スズキ海外進出」と題した基調講演行った[リンク切れ][リンク切れ]。 2015年に、屋敷を含む神社境内などが国史跡追加指定されたことを受け、海南市教育委員会周辺一帯保存活用計画文化庁提出屋敷文化財として復元することが可能になり、総額1億5000万円とされる事業費の約6割を国、県、市が負担することになった残り6000万円ほどは神社負担となるため、その分充てるため関係者企業版ふるさと納税注目し2019年1月から募集開始した復元は、屋敷描いた江戸時代地誌紀伊国名所図会」を参考にすることとし同年中に解体工事実施したその後2021年8月起工式が、翌2022年5月には上棟式挙行されている。 復元される屋敷2023年3月完成する予定で、建物内鈴木氏熊野古道に関する資料展示する施設設け講演会などにも利用される予定となっている。

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