牛とは? わかりやすく解説

ぎゅう〔ギフ〕【×夫】

読み方:ぎゅう

客引き護衛しながら夜鷹などについて歩く男。また、遊女屋客引きをする若い男妓夫太郎

「—が夜鷹大勢連れて来ていて」〈鴎外ヰタ‐セクスアリス

[補説] 「牛」とも書く。


うし【牛】

読み方:うし

偶蹄(ぐうてい)目ウシ科哺乳類で、家畜化されたもの。大形で、雌雄ともに2本の頭角をもち、四肢は短い。すでに滅びたオーロックスより改良されたもので、乳用のホルスタイン・ジャージー、肉用デボン但馬(たじま)牛、役用の黄牛朝鮮牛などがある。昔からきわめて有益な動物として信仰の対象になったこともある。広義にはウシ亜科ウシ族のバイソン・ガウア・バンテン・ヤク・スイギュウなどの総称

牛肉。ぎゅう。

牛梁(うしばり)」の略。

竹や木を家の棟木のように組んで立てたもの。物を立てかける台にする。

「牛」に似た言葉

ぎゅう【牛】

読み方:ぎゅう

[音]ギュウ(ギウ)(漢) ゴ(呉) [訓]うし

学習漢字2年

[一]ギュウウシ。「牛肉牛乳牛馬役牛牽牛(けんぎゅう)・水牛闘牛肉牛乳牛牧牛野牛和牛

[二]〈うし〉「雄牛子牛種牛雌牛

名のり]とし

難読黄牛(あめうし)・牛膝(いのこずち)・蝸牛(かたつむり)・天牛(かみきりむし)・牛車(ぎっしゃ)・牛王(ごおう)・牛頭馬頭(ごずめず)・牛蒡(ごぼう)・犛牛(ぼうぎゅうりぎゅうヤク)


ぎゅう〔ギウ〕【牛】

読み方:ぎゅう

うし。特に、牛肉また、牛皮

二十八宿の一。北方第二宿。山羊座(やぎざ)中の西部六星をさす。いなみぼし牛宿


ご【牛】

読み方:ご

⇒ぎゅう


読み方:ウシ(ushi)

古代には食用としたが仏教伝来以後もっぱら運搬農耕用いられた。


うし 【牛】

ウシ目偶蹄類ウシ科哺乳類。牛は早くから人類貴重な財産考えられたので、牛を神または神の使いとしてあがめる風が東洋にも西洋にもあった。古代オリエント世界では牛をとらえて農耕儀礼聖獣としたが、これが家畜化始まりとされるヒンドゥー世界では牛を食うことを禁じ中国では天地諸神の祭に牛を犠牲にした。牛にとっては迷惑な話だが、これも、神に好まれるとの考えからであろう日本では八坂神社祭神素戔嗚尊本地本体)は牛頭天王とされ、これはインドから来た牛神である。広隆寺牛祭天神様菅原道真)の牛、善光寺の牛など、神仏と縁の深い動物である。→ 牛に引かれて

作者岡本綺堂

収載図書鎧櫃の血
出版社光文社
刊行年月1988.5
シリーズ名光文社時代小説文庫

収載図書鎧櫃の血―巷談コレクション 新装版
出版社光文社
刊行年月2006.9
シリーズ名光文社時代小説文庫


作者吉村昭

収載図書幕府軍鑑「回天始末
出版社文芸春秋
刊行年月1990.12

収載図書幕府軍艦「回天始末
出版社文芸春秋
刊行年月1993.12
シリーズ名文春文庫


作者坂口安吾

収載図書坂口安吾全集 9
出版社筑摩書房
刊行年月1991.3
シリーズ名ちくま文庫


作者山本周五郎

収載図書極め付き時代小説選 3 動物
出版社日本経済新聞社
刊行年月1991.7

収載図書大炊始末
出版社新潮社
刊行年月2003.2
シリーズ名新潮文庫

収載図書動物極め付き時代小説選 3
出版社中央公論新社
刊行年月2004.11
シリーズ名中公文庫


作者ロアルド・ダール

収載図書こわいい動物
出版社評論社
刊行年月2006.10
シリーズ名ロアルド・ダールコレクション


作者神崎博彦

収載図書おれたち修学旅行
出版社文芸社
刊行年月2007.5



読み方:ウシ(ushi)

ウシ科哺乳動物

学名 Bos taurus


読み方:うし

  1. 1 揚弓大弓にて銭を賭する時の百の隠語。2 睡眠をいふ、常習犯人の隠語
  2. 遊廓にて牛太のことを略して牛といふ。又相場語にては、自分必要でない証券を買ふ人をいふ。牛は常に寝て居るから、証券を唯寝させて置くといふ意味からいつたものであらふ。〔花柳語〕
  3. 遊廓にて牛太のことを略して牛といふ。又相場語にては、自分必要でない証券を買ふ人をいふ。牛は常に寝て居るから、証券を唯寝させて置くといふ意味からいつたものであらふ。
  4. 〔隠〕①遊廓にて牛太郎略語。②相場語では自分必要でない証券を買ふ人を云ふ。牛は常に寝て居るので、証券を唯寝させて置くといふ意味からである。③犯罪語では熟睡のこと。牛はよく寝るからである。④水牛の角で造つた張形
  5. 揚弓、大弓の際百文を賭くるを云ふ。又熟睡するを云ふ。花柳界では牛太郎(技夫太郎)の事を云ふ。又水牛の角で造つた張形を云ふ。
  6. 遊廓牛太郎略語。⑵〔取〕必要でない証券を買う人のこと、牛は暇があると臥ているので証券をただ寝させて置くという意。⑶〔犯〕熟睡のこと、これも牛はよく寝るからの意。
  7. 熟睡すること。②花柳界では牛太郎のこと。③揚弓、大弓の際百文を賭けることをいう。

分類 取引所犯罪者花柳界犯罪相場花柳界相場犯罪花柳語/相場


読み方:うし

  1. 熟睡。〔第四類 言語動作
  2. 熟睡のことをいふ。牛はよく寝るから。〔犯罪語〕
  3. 犯罪語にて熟睡のことをいふ。牛はよく寝るから。
  4. 熟睡のこと。前橋
  5. 熟睡。〔一般犯罪
  6. 熟睡。〔掏摸

分類 掏摸犯罪犯罪


読み方:うし

  1. 遊廓妓夫太郎(ぎうたろう)のことを略していう。〔花柳界

分類 花柳界

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ウシ

( から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/13 00:41 UTC 版)

ウシ)は、哺乳綱鯨偶蹄目ウシ科ウシ亜科動物である。野生のオーロックスが、人類によって家畜化されて生まれた。但し、アメリカ哺乳類学会では、ウシ、オーロックス、コブウシをそれぞれ独立した種として分類している。




「ウシ」の続きの解説一覧

牛(うし)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 09:32 UTC 版)

鏡家サーガ」の記事における「牛(うし)」の解説

ある特殊能力を持つ人間のこと。作中には複数の牛やなりそこない登場する

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牛(うし)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 07:55 UTC 版)

101匹わんちゃん」の記事における「牛(うし)」の解説

コリー住んでいる牧場にいる雌牛達。子犬達にミルク提供した

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出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 08:39 UTC 版)

発音(?)

名詞

  1. (うし) 家畜一種
  2. (うし、ギュウ) 牛肉

熟語


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