ベクトルとは? わかりやすく解説

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ベクトル【(ドイツ)Vektor】

読み方:べくとる

大きさ向きをもつ量。有向線分で表す。→スカラー

ベクトル空間要素である元(げん)。

1から転じて方向性をもつ力。物事の向かう方向勢い。「各省庁間の—の大小比較する」「彼とは—が合う」「組織内各人がばらばらに—を立てる」


ベクトル

英語表記vector

速度、力などのように大きさ方向を持つ量をベクトルと呼ぶ。これに対して質量時間仕事エネルギどのように量だけで定まる量をスカラーと呼ぶ。

凡例同義語は⇒、類似語は→、関連語は?で示す。

ベクトル

長さ大きさ)と向きを持つ量をベクトルという。


ベクトル




スカラー,ベクトル,行列について


スカラー
スカラー とは一つ数値変数 )で表されるのである
例えば,「A 君身長は 178.3 cm である」とか,「温度が 20.4 である」というような場合,178.3 とか 20.4 はスカラーである。
ベクトル
ベクトル とは複数個の数値の組で表されるのである
例えば,体格考えるとき,「身長体重胸囲坐高」の 4 つ測定値ひとまとめにして取り扱うと便利である。ベクトルはスカラーの集合である。ベクトルを構成するスカラーを「ベクトルの要素」という。
行列
複数人について体格を表すベクトルがあるとき,「ベクトルのベクトル」を考えると便利である。


ベクトル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/11 08:06 UTC 版)

ベクトル: Vektor)またはベクター: vector


  1. ^ JISZ8301 2008.
  2. ^ JIS Z8301:2008 付属書I(規定)数値・量記号・単位記号・式 G.6.2.2 英語の語尾に対応する長音符号の扱い b)表G.3より66/110ページ
  3. ^ ダニエル・フライシュ 著、河辺哲次 訳『物理のためのベクトルとテンソル』岩波書店、2013年、1頁。ISBN 978-4-00-005965-7 
  4. ^ DirectXMath Library structures - Win32 apps | Microsoft Docs
  5. ^ Vector3D Struct (System.Windows.Media.Media3D) | Microsoft Docs
  6. ^ Vector Type (HLSL) - Win32 apps | Microsoft Docs
  7. ^ ベクトル型 (DirectX HLSL) | Microsoft Docs
  8. ^ Data Type (GLSL) - OpenGL Wiki
  9. ^ Vector Data Types | OpenCL 1.1 Specification | Khronos Group


「ベクトル」の続きの解説一覧

ベクトル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/16 15:32 UTC 版)

HP 35s」の記事における「ベクトル」の解説

35s は、3つまでの実数要素を持つベクトルを扱うことができる。1つのベクトルはスタックあるいはあらゆる変数1つの値として格納される。そして、様々な関数によって処理される。ベクトルは角括弧 [ から始め、ベクトルの要素の値をコンマ , によって分離することによって入力される。ベクトルはスカラーによって加算減算乗算除算することができる。同じ次元2つのベクトルは、加算されたり、減算されたりする。そして、内積を得るために乗算もされるABS 関数は、ベクトルの大きさ返す外積利用できない。ベクトルから個々要素抽出するための関数存在しない。しかし、これらはユーザーによって容易に計算することができる。 ベクトルは、3つまでの実数一緒に格納するという単純な使い方もできる。それによって、電卓ストレージ容量増大することができる。けれども、より複雑になり、速度低下するHP はこれを可能にする 35s のためのプログラムコード配布してきた。

※この「ベクトル」の解説は、「HP 35s」の解説の一部です。
「ベクトル」を含む「HP 35s」の記事については、「HP 35s」の概要を参照ください。


ベクトル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 08:31 UTC 版)

擬似逆行列」の記事における「ベクトル」の解説

零ベクトル擬似逆行列転置され零ベクトルである。零ベクトルでないベクトルの擬似逆行列はそのベクトルの大きさ2乗割られた、随伴ベクトルである: x + = { 0 ∗ ( x = 0 ) , ( x ∗ x ) − 1 x ∗ ( x ≠ 0 ) . {\displaystyle x^{+}={\begin{cases}0^{*}&(x=0),\\(x^{*}x)^{-1}x^{*}&(x\neq 0).\end{cases}}}

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ベクトル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 04:02 UTC 版)

ムーア・ペンローズ逆行列」の記事における「ベクトル」の解説

(すべてゼロ)ベクトルの擬似逆行列は、転置され零ベクトルである。非零ベクトル擬似逆行列は、共役転置ベクトルをその2乗の大きさ割ったものになる。 x → + = { 0 → T , if  x → = 0 → ; x → ∗ x → ∗ x → , otherwise . {\displaystyle {\vec {x}}^{+}={\begin{cases}{\vec {0}}^{\textsf {T}},&{\mbox{if }}{\vec {x}}={\vec {0}};\\{\dfrac {{\vec {x}}^{*}}{{\vec {x}}^{*}{\vec {x}}}},&{\mbox{otherwise}}.\end{cases}}}

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ベクトル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/06 09:03 UTC 版)

正規化」の記事における「ベクトル」の解説

ノルム定義されベクトル空間のベクトル v に対し、それにノルム逆数 ‖ v ‖−1 を掛けてノルムを 1 のベクトルにすることを、正規化という。 なお、数学的なベクトルでなく、情報科学分野数列意味するベクトルの正規化は、この意味での正規化ではなく後で述べ数量正規化の意味になる。多変量データベクトル空間表した場合などはどちらの意味にもとれ、結果定数倍違うので、注意が必要である。

※この「ベクトル」の解説は、「正規化」の解説の一部です。
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ベクトル

出典:『Wiktionary』 (2021/06/20 11:47 UTC 版)

語源

ドイツ語 Vektorより

名詞

  1. 数学・物理学大きさ向きを持つ
  2. 数学ベクトル空間要素上記の意味のベクトルを一般化したもの。
  3. (1から転じて比喩的に)人や組織活動方向、あるいは方向を持つ勢い

類義語

対義語

翻訳


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